2019-2020 プレミアリーグ 第38節
Crystal Palace 1 – 1 Tottenham Hotspur
Stadium:セルハースト・パーク
得点
13分:ハリー・ケイン(Spurs)
53分:ジェフリー・シュラップ(Eagles)
トッテナム・ホットスパー
FW ケイン
MF ソン(80’アリ)、ウィンクス、ロチェルソ(60’ベルフワイン)、シソコ(80’スキップ)、モウラ(93’サンチェス)
DF デイビス、ダイアー、アルデルヴァイレルト、オーリエ
GK ロリス
sub:ガッサニーガ、フェルトンゲン、タンガンガ、ラメラ、セセニョン
クリスタル・パレス
FW ザハ、アイェウ、タウンゼント
MF シュラップ(85’リーデヴァルト)、マッカーサー(70’ミリボイェビッチ)、マッカーシー
DF ミッチェル、ダン、クヤテ、ウォード
GK グアイタ
sub:ヘネシー、ケリー、ウッズ、マイヤー、カービー、ピエリック、ゴードン
勝てはしなかったけど、ミッションは達成しました。
とりあえず、トップ6
2019-2020シーズンも最終節を迎える。歴代最も長いシーズンも今日で終わり。この試合の結果より、他会場の結果より、スタメン発表が気になっていたのに、そこにフェルトンゲンの名前はなかった。結局ニューカッスル戦の最後数分がスパーズでの最後の出番になってしまった。まあそのことについては今度ゆっくり書くとしましょう。
不調パレスを格下と見たのか、今日はポゼッションモードで試合に入る。良い入りで早めに点を取ったのに、そこから慎重になってしまった結果、押し込まれ、持ち直すことができなかった。
しかしケインのゴール、久しぶりにキレのある動きだったね。優秀なストライカーの匂いが強くした。あれだけスペースがない中でも、ペナルティエリアでボールを受ければ決めてくれる。やっぱりこの1年の大きな課題は、ケインまでボールを運べなかったことにあるなあと痛感した。
パレスは相変わらず破壊力のある選手が多い。それが勢いを持って攻めてくる。中央のアイェウは働き者で、体を張ったり下がって受けたりという汚れ役を律儀にこなしているおかげで、強力な両ワイドが自由にやっている。さらにサイドバックと中盤のシュラップまでが、躊躇いなく縦に走る。知性は少なめだけど、これはこれで怖いサッカーだ。
ただしどうにも勢い任せなので、中盤がスカスカで、押し込まれる展開でもいつもよりはスパーズの選手はやりやすそうだった。ロチェルソがいろんなところに顔を出して、プレーによく絡んでいた。もともと時間で決めていたわけでなければ、ちょっと交代は早かったかな。
モウリーニョが一つの形にしたいと思っている、2列目左からソン、ベルフワイン、モウラのスリーアタッカーシステム。今の所、上手くいったことはない。
全員良い位置でボールを受けて、ドリブルないしシュートに行きたいタイプなので、サポートが急激に希薄になり、ボールが運べなくなってしまった。2列目を生かすために、ポストプレーをケインに強いるなら、この作戦はやめてほしい。ケインがチームに3人いるなら1人はボランチやらせても良いけど、1人しかいないならスコアラーに専念させたい。
裏でチェルシー2点リードの報を受け、最後は欲を出して無駄な失点をしないように方向転換し、確実に試合を終わらせた。最後のクローザーはフェルトンゲンがよかった。
散々なシーズンだったけど、終わってみればトップ6でフィニッシュでした。ちょっともう偉そうにビッグ6なんて名乗るような差じゃなくなってる。今やプレミアはビッグ2だ。ささやかなプライドはトップ6となることで守られたが、2015-2016シーズン以降ずっと4位以上にいたのに、ついに陥落してしまった。
またコツコツやっていこう。同じチームを応援していれば必ずこういうシーズンはやってくる。ここから這い上がっていくのがスパーズみたいなチームを応援していく醍醐味だろ。
選手もスタッフもサポーターも、1年間お疲れ様でした。
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