2020-2021 プレミアリーグ 第9節
Tottenham Hotspur 2 – 0 Manchester City
Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:25勝10敗6分(勝率:61%)
得点
5分:ソン・フンミン(Spurs)
65分:ジオバニ・ロ・チェルソ(Spurs)
トッテナム・ホットスパー
FW ベルフワイン(73’モウラ)、ケイン、ソン
MF ホイビュア、エンドンベレ(65’ロチェルソ)、シソコ
DF レギロン、ダイアー、アルデルヴァイレルト(81’ロドン)、オーリエ
GK ロリス
sub:ハート、デイビス、ベイル、ヴィニシウス
マンチェスター・シティ
FW トーレス、ジェズス、マフレズ(72’スターリング)
MF シウバ(72’フォーデン)、ロドリ、デブライネ
DF カンセロ、ラポルテ、ディアス、ウォーカー
GK エデルソン
sub:シュテフェン、ストーンズ、ガルシア、ギュンドアン、アグエロ
ふう、一日経って落ち着きましたかね。
完全勝利じゃ!オラ!
狙いが完全にハマった90分
2週間ぶりのプレミアリーグはマンチェスター・シティとの試合から。ここから始まる3連戦で勝点5も獲得できれば十分だと思っていた。2、3年前は何度やっても勝てないんじゃないかと思うほど強かったシティにも、もはや苦手意識はなくなった。完璧な試合だったぜ。
日替わりウイングに抜擢されたのはベルフワイン。しかし今日は右がソンで左がベルフワインだ。おそらく最大の攻撃力を誇るソンをウォーカーにぶつけないためだと思う。いかにソンといえどスピード勝負、フィジカル勝負では部が悪い。ベルフワインも左の方がやりやすそうだった。
いつもやらない右サイドに配置されても、わずか5分で結果を残すのが今シーズンのソン・フンミン。ユナイテッド戦を思い出す様なクイックリスタートから裏に抜けたソンがワンチャンスをモノにした。散々ベンさんが言っていたが直近の対シティ戦3つ合わせて、枠内シュート6本で6点取っているらしい。半端ねえ
早めに点を取ったので気持ちは楽に任務を遂行できるようになった。前半は長いこと自陣3分の1に全員が引きこもって守備守備守備。前線は深追いすることはなく受けて構える。自分たちの形が整う様に遅攻にさせることを徹底していた。
シティは流石の攻撃力で、それなりにチャンスを作られていたが、打ったシュートが転んでいるシティの選手に当たるなどの運もあり、無失点で折り返した。モウリーニョのチームが前半を勝って折り返したプレミアの試合で負けたのは146試合で2回だけらしい。知らなかったけど、やばい記録。今日で147試合で2回になった。
スパーズの防戦の中でエンドンベレが踊るようなボールキープスキルで時間を作ったり、ベルフワインが前に蹴ったボールを必死に追ってマイボールにしたりと各々の良さでただボールを捨てる展開にならなかったのはよかった。特にあのベルフワインの仕事は本当に心折れる作業だからね。追ったとて取れる可能性は低いし、仮にボールを確保してもそこから決定機まで持ち込めるわけでもない。地味だけど、かなり意味があったと思っている。
この試合は前半に失点しなかったことが全てだったと思っている。時間が経つに従ってスパーズの面々がシティの攻撃のリズムに慣れてきて、守りが安定してきた。後半にシティがギアを上げようとしたところで投入したロチェルソがあっという間に仕事をして見せた。もちろん相手はマンチェスター・シティ。2点リードくらいいつでもひっくり返せる力はあるが、この試合はスパーズの集中力があらゆるところでシティを凌駕していた。
相変わらず斜めに鋭く入ってくるフリーキックの対処だけは危なかったが、ロリスのファインセーブのシーンもほぼなかった。それどころか、終盤にはシティの攻撃を受けるだけでなく、積極的に前でボールを持って時間を進められた。今までこれがずっと出来ないことだった。リードしていれば受けに回ってしまい、サンドバックになって最後に崩壊してしまう。これを防ぐには一番有効なのがボールを握って前に出ることだ。シティ相手にそれが出来たことは相当な自信と経験になるぞ。
最後にアルデルヴァイレルトが自ら座り込んで交代してしまったのが唯一のマイナスだ。ロドンは危なげのないプレーをしていたが、やはりスタメンでの実績を考えても彼の離脱は痛い。抑えていた箇所を見ても少し長い離脱になるかもしれない。
しかし痺れるくらい完璧な試合だった。まさにモウリーニョのチームになっている。翌日のリヴァプールvsレスターの結果を受けて、正真正銘の首位に立った。あ、なんか書いたらグッときたわ。最初の2、3試合ならともかく10試合くらいやってスパーズが1位にいるのはいつぶりなんだろうか。いやいや浸るのはまだ早い、まだ何も成し遂げていない。順位表の写真を撮ったら、また冷静に次を見据えようか。
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