2020-2021 プレミアリーグ 第12節
Crystal Palace 1 – 1 Tottenham Hotspur
Stadium:セルハースト・パーク
得点
23分:ハリー・ケイン(Spurs)
81分:ジェフリー・シュラップ(Palace)
トッテナム・ホットスパー
FW ソン、ケイン、ベルフワイン(85’アリ)
MF ホイビュア、エンドンベレ(67’ロチェルソ)、シソコ
DF レギロン(84’デイビス)、ダイアー、アルデルヴァイレルト、オーリエ
GK ロリス
sub:ハート、ドハーティ、ロドン、モウラ
クリスタル・パレス
FW ザハ、ベンテケ
MF エゼ(89’タウンゼント)、マッカーサー、ミリヴォイェビッチ(74’リーデヴァルト)、シュラップ
DF アーンホルト、ケーヒル、クヤテ、クライン
GK グアイタ
sub:バートランド、ウォード、トムキンス、アイェウ、バチュアイ
案の定、ですかね。
勝点2を落としました。
先制してからが問題よ
先発は両チームサプライズなし。ベンチにアリが入ったことは驚きだった。ちょっとメンバーが守備寄りだけど大丈夫なのか。スパーズは直後に試合を控えるリヴァプールにプレッシャーをかけるためにも、勝っておきたい試合だった。ちなみにケインが決めてシュラップで追いつかれて引き分けは昨シーズンの最終節と全く同じでした。
立ち上がりはとても良かった。今日はボールを握るつもりらしく、相手がボールを持っていても引きすぎることはなかった。積極的に奪いに行く訳ではないが、隙を見せたら行くぞという距離感でセンターバックに睨みをきかす。パレスは前線が強力なので、そこに余裕を持ってボールを入れさせなければいいという考えもあったかもしれない。
攻撃も思ったよりは上手くいっていた。レギロン、オーリエの両サイドを広く使って様子を伺い、隙あれば縦パス、裏抜け、ミドルシュートとレパートリー豊富だった。レギロンがややパスミス多いのは気になっていた。元気はあった。
0を1にするケインの理不尽ミドルで幸先よく先制するも、その後が続かなかった。その後のチャンスがいくつか決めきれなかったのが痛い。今日はグアイタの当たり日だった。まあでもこちらもロリスのセーブとポストに救われたこともあったので、結果は妥当かな。悲しいけど。
後半は最初からパレスの猛攻を受ける。そりゃビハインドなんだから攻めてくる、そこから自分たちの時間を全く作れなくなってしまった。
これまでの試合のように割り切れなかったのが原因だと思う。前に何人かは残っているが、ボールを奪ってもそこまで運べない。チェルシー戦なんかはボールを回収した後に近場で相手のプレスをいなして時間を作ることができていた。それは前線の選手も戻ってきて人数がいたからだ。今日は前と後ろの意思統一ができていなかった。
そして今シーズン何度か見たような位置からのフリーキックで失点した。あそこは改善しないといけないのだが、毎度やられているのはひょっとするとチームにいいフリーキッカーがいないせいじゃないかと思えてきた。ダイアーの直接以外は可能性も感じない。最後のロチェルソのキックは正直ありえないクオリティでしょ。
点を取られてから前に行けるようになったということは、やりようによっては押し返せる力が残っていたということだ。となればモウリーニョはもう少し早く動いて欲しかった。定番の交代でロチェルソを入れてから、逃げ切るべきか前に出るべきか決断できなかったんだろう。チーム状態は明らかに悪かったのに、その迷いは致命的だった。
ラスト10分とはいえ、アリを久しぶりに見られて嬉しかったね。プレミアではユナイテッド戦以来およそ2ヶ月ぶり。今日の役割はケインとのツートップだったのかな。中央にいてフィニッシュを狙うべく一瞬の隙を探していた。いい位置でファールももらっていたし、ここまで冷遇されている理由はこの時間ではわからないね。
幸いなことにリヴァプールもフルハムに勝ちきれずお付き合いくださったおかげで、首位のまま直接対決を迎えることが出来る。デカイ試合だ。楽しみにしていようぜ。
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