消化試合数にバラツキはあれど、勝てば4位に浮上する大事な試合
苦手なリヴァプールを倒すチャンスがやってきた
昨年王者は絶不調だ
シーズン後半戦の一番手は赤い壁、リヴァプールだ。12月の対戦は終了間際のゴールで2-1と破れた。惜しかったとも言えるけど、昨年もシーズンダブルを食らっていて苦手意識が増してしまったのは痛かった。ビッグ6の中でもリヴァプール戦が一番いいイメージが湧いてこない。ただ今のリヴァプールの調子は最悪だ。今勝てなければ当分ないぞ。
ご存知の通り、リヴァプールは直近のリーグ戦5試合で3分2敗と勝てていない。それどころか、1点しか取れていない。去年の強すぎたあのチームがこんな崩れ方をするなんて思わなかった。ファン・ダイクやヘンダーソンの離脱は外から見ている以上に大きいらしい。
とはいえ日曜にはFAカップでユナイテッドに3-2と打ち合っているし、前線のメンバーの離脱もジョタくらい(たぶん)なので油断できるわけではもちろんない。FAカップで主力の大部分を休ませられたスパーズとはコンディションにも違いがあるだろう。
ここまでビッグ6との対戦は3勝1分1敗と好成績を収めてきたスパーズ。戦い方は今まで通りでいいと思う。無失点の時間が続けば相手は焦る。今日も取れないのかと思ってもらおう。ここ数試合点を取れていないソンに試合を決めてもらおう。ポストに嫌われる場面が多かったのは今日のための伏線だ。
左サイドバックがいなくなった
前回の対戦ではシソコを右サイドに出してロチェルソをボランチに起用する奇策をカマして見事に失敗した。今回はメンバー選考に先立って問題が出てきた。ウィコム戦でデイビスが負傷し、休みだったはずのレギロンが練習中に負傷し、本職の左サイドバックがいなくなってしまった。
いつもの4-2-3-1で行くにせよ、シェフィールド戦で見せた3-4-3で行くにせよ。この2人の不在は困る。
ウィコム戦から中2日なので、順当にいけばあの試合でスタメンから外れていた選手たちが中心になるはずだ。GKはロリス、RSBもしくはRWBはオーリエ、CBはダイアーとロドンだが、このビッグマッチにロドンを起用するのかは迷うところだろう。スリーバックにするなら、FAカップでフル出場した2人も連戦ということになる。
中盤はホイビュアとエンドンベレは確定で、ここが3枚なのか2枚なのかも難しい。3人なら出場時間からしてラメラだが、パフォーマンスならウィンクスだ。前線3枚はケイン、ソン、ベルフワインで問題ない。
予想をするなら今日は4-2-3-1だと思う。左サイドバックはタンガンガ。かつてサイドバックだったベイルを左サイドバック、またはウイングバックで起用するのも面白いと思うが、もう何年もやっていないのと、運動量が求められることを考えるとやらないと思う。FAカップでフル出場しちゃってるし。
タンガンガなら半分しか出ていないから体力的に行けるだろうし、相手がリヴァプールならそこまで攻撃参加も求められないんじゃないだろうか。守備専門のサイドバックなら十分やれると信じている。守備時は4-2-3-1で攻撃時はオーリエ側が上がる3-5-2でいい。
リヴァプールの状態と今の順位を考えるなら、引き分けでも嬉しくはない。18節にはかなり続いていたホームの無敗記録をバーンリーが破ってくれたから、ジンクスは一つ減っている。スパーズがアンフィールドで勝ったのが最後いつなのかわからないけど、確実に追い風は吹いている。
キックオフは日本時間29:00です。
トッテナム・ホットスパー:予想フォーメーション
FW ソン、ケイン、ベルフワイン
MF ホイビュア、エンドンベレ、ウィンクス
DF タンガンガ、ダイアー、ロドン、オーリエ
GK ロリス
リヴァプール:予想フォーメーション
FW マネ、フィルミーノ、サラー
MF ワイナルドゥム、アルカンタラ、チェンバレン
DF ロバートソン、ファビーニョ、ウィリアムス、アーノルド
GK アリソン
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