うんざりするようなEL敗退を受け、今日はどんな姿勢を見せるのだろう
下を向き続けるか、意地を見せるか
本当に最悪の試合だった。歴史的な逆転負けを受け、チーム内外から批判が噴出している。ほんの一週間前まではトップ4フィニッシュに向けた光が見えていたというのに、今はそれも記憶の彼方だ。
年始に行われるはずだったヴィラとの試合の延期分が行われる。4連勝の開幕ダッシュを見せたヴィラはスパーズの一つ下の9位に落ち着いている。ただ試合数も1つ少ないのでこの試合に負ければ逆転される可能性は十分にある。とはいえスパーズにとって、もはや下に落ちる危機を考える意味はない。降格の可能性はほとんどないため、4位争いに加われないのなら8位も9位も同じようなものだから。
攻撃の核、ジャック・グリーリッシュが不在のヴィラは勢いがなくなっている。これはスパーズにとってチャンスではあるが、ディナモ戦のような戦いをすればプレミアのどのチームにだって勝つことはできない。選手たちは色々と反省の言葉を口にしてはいるが、ここまで数多くの失敗と反省を繰り返した結果8位にいるのだ。結果以外に説得力を見出すことはできそうにない。
ロチェルソが戻ってきたことで、離脱者はソンのみ。データを見たわけではないけれど、おそらくここ10年ほどを見ても最も離脱者の少ないシーズンなんじゃないだろうか。で、この状況だ。モウリーニョの去就が騒がれるのも無理はない。
ロチェルソが戻ってきたけれど、たぶんまだスタメン起用は早いと思う。となればトップ下はアリかラメラ。今はアリを使って欲しい。ソンの抜けた左サイドにはモウラがこれまで入っているが、モウラは足元で受けてドリブルを仕掛けたいタイプなので、右のベイル、中央のケインは下がるので裏を狙う選手がいなくなる。その役割が出来るのはアリしかいないと思う。全員がショートパスのみになってしまうのは良くない。
メンバーの選考も含め、チームとしての戦術、選手個々の意識とこの試合は色々と試験のような見方をされる試合になる。何を変えてくるのか何が変わったのか。そして残る10試合に希望は持てるのだろうか。
キックオフは日本時間28:30です。
トッテナム・ホットスパー:予想フォーメーション
FW モウラ、ケイン、ベイル
MF ホイビュア、アリ、エンドンベレ
DF レギロン、アルデルヴァイレルト、サンチェス、ドハーティ
GK ロリス
アストン・ヴィラ:予想フォーメーション
FW エルガジ、ワトキンス、トレゼゲ
MF バークリー、ルイス、マッギン
DF ターゲット、ミングス、コンサ、アルムハマディ
GK マルティネス
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