2020-2021 プレミアリーグ 第18節
Aston Villa 0 – 2 Tottenham Hotspur
Stadium:ヴィラ・パーク
得点
29分:カルロス・ヴィニシウス(Spurs)
68分:ハリー・ケイン(Spurs)
トッテナム・ホットスパー
FW ヴィニシウス、ケイン
MF モウラ、ホイビュア、エンドンベレ(81’シソコ)、ロチェルソ(66’ベルフワイン)
DF レギロン(57’デイビス)、ロドン、サンチェス、タンガンガ
GK ロリス
sub:ハート、ダイアー、ディヴァイン、アリ、ベイル、スカーレット
アストン・ヴィラ
FW トレゼゲ(79’デイビス)、ワトキンス、トラオレ(60エルガジ’)
MF サンソン(66’バークリー)、ルイス、マッギン
DF ターゲット、ミングス、コンサ、キャッシュ
GK マルティノス
sub:ヒートン、テイラー、エンゲルス、ナカンバ、アルムハマディ、ラムジー
このくらいはやってもらわないと
ディナモ戦の敗戦を受けて今日のスタメンには大きな変化があった。ディフェンスラインにはロドンとタンガンガが久しぶりに入った。選べる中で一番若いメンバーが最終ラインを形成することになる。ロチェルソも復帰2戦目で早速先発に入り、ケインとヴィニシウスはツートップだ。
選考基準はいたって明白だったと思う。責任感のある選手か、結果を出して出場機会を増やそうとギラギラしている選手たちだ。どんなにボールの扱いが上手かろうとチームのために走って戦えない選手は使わない。正しいと思うしこれからもそうあってほしい。
4-4-2にしたのは出したい選手の特徴に合わせたものだったと思う。中盤左右のモウラとロチェルソはだいぶ内側に絞っていて、ケインは相当幅広く動いてチャンスメイクに徹していた。前方に広大なスペースのあるレギロンは今日も躍動してる。
ヴィラは一旦引いて受け止めるけど、そこから虎視眈々とカウンターは狙っていて、ボールを奪ったら直線的にゴールに迫る攻撃をする。前へ前へと出てくるために押し込まれて見える時間もあったけれど、若い守備陣の集中力は高く前半はシュートさえ打たせなかった。
選手編成もフォーメーションも即席なスパーズはちょっと攻撃しにくそうではあったものの、前半のうちに先制点を奪うことができた。レギロンが裏に送ったボールはキーパーに跳ね返されるもそれも出足の良いモウラの守備で拾い、ケインとのワンツーを経て中央に折り返したところにヴィニシウス。記念すべきプレミア初ゴールとなった。
先発起用に応えた形になったヴィニシウスだけど、全体的にはまあまあだった。基本的には中央で待ってポストプレーをしたがるのに実際ボールが入るとDFに潰されてしまうシーンが多く、たまにボールに触れても余計なドリブルで取られたり、パスミスでチャンスを潰したりする場面が多かった。とはいえFWなので1点取れば及第点なのかな。少なくとも戦う意思は強く見られた。
今日のメンバー選びは交代にも反映されていて、追加点が欲しい時もアリやベイルではなくベルフワイン。ベンチでハートのグローブつけてヘラヘラしている場合じゃないというメッセージが伝わってくれていると良いけど。
アーセナルとディナモ・ザグレブに連敗し、その流れを食い止めたところは良かったけれど、あんな試合をして反省の言葉を口にすれば次の試合でギアを上げてくるのは当たり前のことだ。今日の試合にクリーンシートで勝ったからと行って、これで改善されたと思うのは軽率だし、出ていたメンバーもポジションを獲得したわけじゃない。
だいたい今日の試合だって、全てが完璧だったわけでもない。この試合は最低レベルであって欲しいし、残るリーグ9試合+カップ戦1試合はこれ以上のものにならないと結局何も勝ち得ないで終わるだろう。
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