[PL]第32節 エヴァートン vs トッテナム・ホットスパー

2020-2021 プレミアリーグ 第32節

Everton 2 – 2 Tottenham Hotspur 

Stadium:グディソン・パーク 

得点
27分:ハリー・ケイン(Spurs)
31分:ギルフィ・シグルズソン(Toffees)
52分:ギルフィ・シグルズソン(Toffees)
68分:ハリー・ケイン(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
FW ソン、ケイン(93’アリ)
MF レギロン(54’モウラ)、ホイビュア、エンドンベレ(54’モウラ)、シソコ、オーリエ
DF ダイアー、ロドン、アルデルヴァイレルト
GK ロリス
sub:ハート、サンチェス、タンガンガ、ウィンクス、ロチェルソ、ベイル

エヴァートン
FW リシャルリソン、ロドリゲス
MF ディニュ、シグルズソン、アラン、デイビス(83’キング)、イウォビ(51’コールマン)
DF ホルゲイト、キーン、ゴットフレイ
GK ピックフォード
sub:バージニア、オルセン、エンクンク、ジョン、ウェルチ、ブライス、ブロードヘッド

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これで可能性はほぼなくなった

 4位以内をもぎ取るには残り7試合全勝するくらいの覚悟がないといけない。最悪の場合、それでも目標は達成できないかもしれないのだ。この残り試合数でポイント差を広げられるのは致命的。エヴァートンもその争いのライバルとはいえ、7位と8位の対戦では負けなければいいわけじゃない、そういう試合だったはずだ。

 スリーバックで来ることが予想されたエヴァートンにスパーズはミラーゲームで挑むことを選択した。ただ両チームともスリーバックを使いこなせているとは思えなかった。全部がフォーメーションのせいではないんだけども。

 いつもならセンターバック2人の間にホイビュアが落ちることで、攻撃時に可変のスリーバックになることはある。でもその時はボールを前線に送った後、ホイビュアは1列前に出て、セカンドボールの回収やパス回しに加わろうとする。今日の後ろ3枚はいずれも下り目にいて、しかもビルドアップにはホイビュアやエンドンベレが下がってくるのに頼るので、前線は純粋に人数不足になる。エヴァートンがやっていたようにたまにセンターバックが持ち運ぶだけでもだいぶ違うのになと思う。

 あとは前からのプレスも微妙だった。たぶん今の状況を打開するためにも前の選手からスイッチを入れていこうとしたんだろうが、あまり全体としての方策が定まっていないために、ケインとソンが追っかけても次が遅れるのであまり意味を成していなかった。同じ選手配置なのにエヴァートンのプレッシャーにスパーズの守備陣はバタバタしていたのだから、ちゃんと戦略を練っていけばやりようはあったはずなのに。

 ビルドアップが引っかかり、迎えたピンチをいくつもロリスが救ってくれた。1つ目はPKで2つ目はコールマンのダイナミックな崩しが見事で、明確なミスがあったわけじゃないけれど、スパーズのゴールはいずれもキーンとホルゲイトの可哀想なミスが原因だった。決していい攻撃もできていない。

 何より残念だったのが、この試合で絶対に3ポイントが必要なんだという姿勢が最後まで見られなかったこと。4位以内を目指しているのなら、正直もう1ポイント0ポイントもさほど違いはない。それなのにリスタートは遅かったり後ろで回していたりと残り時間が少ない中でのプレーではないなと終わり際は冷めて見ていた。

 残すところ6試合、最大で18ポイント獲得できるとはいえ、今日の試合を見る感じでは可能性はほとんどないと言っていい。一体感に欠けるピッチの選手たち、信頼されていないベンチのメンバーたち。個人個人は頑張っているのかもしれないがここまで50試合ぐらいは戦ってきて急に変化があるとは思えない。悲しいかな、これが現実です。

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