今日の目標は勝敗にあらず。新しい風を吹かせてくれ。
ゆけ、史上最年少監督
モウリーニョ監督の解任を受け、今シーズンの残り期間はライアン・メイソンが暫定監督に就任した。スパーズの下部組織出身で色々なクラブをレンタルで渡り歩き、2014-2016の2シーズンはトップチームでプレーしていた。ハル・シティに移籍してからわずか2年後、不運な怪我で現役引退を余儀なくされ、それからスパーズに戻りアカデミーでコーチとして指揮、今回のトップチームの監督就任により、プレミアリーグの史上最年少監督となる。29歳だ。
今日の相手はサウサンプトン。ラルフ・ハーゼンヒュットル監督の攻撃的なスタイルは開幕前から評価を得てはいたものの、現在14位と思うような結果は出ていない。2節に対戦した時も、攻撃的な姿勢には脅かされたが裏のスペースが空きすぎていてソンとケインの2人だけで5点を奪って快勝した。
ただ今日はセインツのことはいい。それどころじゃないから。スーパーリーグの話で選手とサポーターはクラブに掻き回され、監督も変わってしまったとあれば果たして試合に集中できるのか。自分たちのことだけで手一杯のはずだ。
メイソンが初陣までに与えられた時間はわずか2日だけだった。しかし海外のクラブを率いていた監督がいきなりやってくるのとは違い、メイソンならトッテナムというクラブについても選手のことも詳しいので、選手の起用やプレースタイルにどんな変化を加えてくるのかが楽しみにできそう。メイソンがチームに在籍していたときに一緒に戦った選手もまだかなり残っている。
監督にとってはそうではないと思うが、見ている側にとってはケインが出られないというのは面白い。今のケインならたった一人で勝利に導いてしまうかもしれないがそれでは意味がないから。ケインがいない時のフォーワードをどうするのか、リードを奪えた後の姿勢に変化をもたらせるのか。勝敗に強く言及するつもりはない。シーズン残りだけの指揮になるかもしれないが、自分はこういうスタンスでいくんだという意思を見せてほしい。
キックオフは日本時間26:00です。
トッテナム・ホットスパー:予想フォーメーション
FW モウラ、ソン、ベイル
MF ホイビュア、アリ、エンドンベレ
DF レギロン、ロドン、アルデルヴァイレルト、オーリエ
GK ロリス
サウサンプトン:予想フォーメーション
FW レドモンド、イングス
MF アームストロング、ディアロ、ウォード=プラウズ、ウォルコット
DF バートランド、ヴェステルゴー、ベドナレク、ウォーカー=ピータース
GK フォスター
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