欲を出せば足元を掬われる。
集中しろ。他人のことは二の次だ。
あくまでもこの試合のことを
先立って行われた金曜のナイトゲームでレスターがニューカッスルに敗れた。混戦だった4位争いがさらに混沌としてきた。一度はほぼ諦めた目標に光が刺してしまった。余計な希望は捨て、目の前の試合に集中する必要がある。この時期になると先に戦ったライバルにつられて勝点を落とすクラブのいかに多いことか。
現在11位のリーズは前節こそブライトンに敗れたがその前の6試合は3勝3分と好成績を維持していた。しかもこの6試合にはチェルシー、シティ、リヴァプール、ユナイテッドが含まれるのだから恐るべしだ。
1月の対戦では3-0とスパーズの大勝だったが、あの頃とスパーズはスタイルを変えようとしている最中にある。ビエルサ率いるリーズは相手に合わせて最適な戦い方を目指してくるチームだ。モウリーニョが目指すような守備からの戦術を取るチームより、メイソンが取り組んでいる主体的なサッカーを展開するチームの方がやりやすく思えるだろう。
その中でも幸いなことに、メイソンはまだ自分のチームを固めきれていない。ボールを握って攻撃的に振る舞おうという全体的な方針こそ明確だが、起用されている選手もまちまちだし、スタイルの急な方向転換に手探りしながら戦っている印象だ。おそらく相手は作戦は立てにくい。
シェフィールド戦はロチェルソをボランチに置いたり、アリをトップ下に起用したりと、攻撃的な実験色の強い選択をした。さらにはベイルの爆発もあってまあ大成功と言える結果だったわけだが、だからと言ってあれが最適解だとは思っていないだろう。
ブレイズ戦で出番のなかったエンドンベレとモウラは実は状態が万全ではなかったのだとメイソンが明かしてくれた。交代も含めてまた変化があるはずだ。
ホイビュアの相棒の位置が決まらない。モウリーニョはエンドンベレ固定だったもののメイソンになってからは白紙に戻ったらしい。監督としてはウィンクスを起用したいと思っているが、思ったよりいいプレーが出てこない。そこでロチェルソも試してみた。攻撃面を考えると、これも悪い選択肢ではなかった。シソコは守備を強く意識するときだけの選択肢だけど、シティ戦でマークを外したしやや使いにくい。たぶん今はこんな感じになってる。
今日のところは守備のバランスを考えてエンドンベレかウィンクスのどちらかだと思う。個人的にはエンドンベレが見たい。そんでトップ下にはロチェルソを。トップ下はアリでもいいけれど、前線3枚は変える必要なし。モウラもラメラも悪くないけど、この最終盤には残してきた数字が評価されるべきだ。
繰り返すが自分たちのことに集中しないといけない。全勝以外に可能性はないのだから。
キックオフは日本時間20:30です。
トッテナム・ホットスパー:予想フォーメーション
FW ソン、ケイン、ベイル
MF ホイビュア、ロチェルソ、エンドンベレ
DF レギロン、ダイアー、アルデルヴァイレルト、オーリエ
GK ロリス
リーズ・ユナイテッド:予想フォーメーション
FW バンフォード
MF ハリソン、クリッチ、ロバーツ、ダラス
DF アリオスキ、ストライク、コッホ、ジョレンテ、エイリング
GK メリエ
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