[PL]第36節 トッテナム・ホットスパー vs ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ

2020-2021 プレミアリーグ 第36節

Tottenham Hotspur 2 – 0 Wolverhampton Wanderers 

Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:38勝15敗6分(勝率:64%) 

得点
45分:ハリー・ケイン(Spurs)
62分:ピエール・エミール・ホイビュア(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
FW ソン、ケイン、ベイル(89’シソコ)
MF ホイビュア、アリ(82’エンドンベレ)、ロチェルソ(69’ウィンクス)
DF レギロン、ダイアー、アルデルヴァイレルト、タンガンガ
GK ロリス
sub:ハート、サンチェス、ドハーティ、ラメラ、ベルフワイン、モウラ

ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ
FW シウバ(82’コルビーヌ)
MF ギブス=ホワイト(73’ネベス)、モウチーニョ、ヴィティーニャ(63’ジョゼ)、デンドンケル、トラオレ
DF セメド、サイス、コーディ、フーフェル
GK パトリシオ
sub:ルディ、ノウリ、マルシャル、ボリ、キルマン、カンドル

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やっぱり攻撃的なスタイルがいいね

 完敗の前節を受けてもスタメンの変更は最小限だった。オーリエに替えてタンガンガ。これもオーリエの怪我によるものらしいので、メイソンは1軍を固めたということか。

 いや、もう一つ思い浮かぶことがある。モウリーニョの時のようにミスをすればすぐにスタメンを外すという姿勢は一見すると公平なポジション争いを促しているように見えて、実際は選手の自信や挑戦心を奪うものだった。それを嫌ったのではなかろうか。もちろん答えはわからないのだけど。

 今日は理想的な試合になった。ボールを握ってはピッチを広く使ってボールを動かし、珍しくシュートも打ちまくり。アダマ・トラオレの突破は凄まじかったものの、ロリスが大活躍するような場面はなし。トラオレの凄みをファビオ・シウバが打ち消していた。シウバのシュートはことごとく枠にいかず救われたよ。

 気持ちのいい勝利だったけど、スパーズが最高だったというよりはウルブズが良くなかった。ウルブズはやや引き気味で、多少引き込んでからロングカウンターを狙いたかったのかもしれないが、そういうチームに対して新生スパーズは強い。

 これまで苦戦していた相手はいずれも前からプレスにくるチームだった。逆に言うと、プレスを受けると運ぶことも落ち着くことも出来なくなるのは大きな弱点だし、結構それは明確だと思うのにどうして引くことを選択したのか謎。多分そんなに完成度が高くなくてもFWが追うだけでうちはバタバタすると思うんだけども。

 低い位置では余裕があるのでロチェルソが生きる。積極的にボールに触って散らすのか運ぶのかを的確に判断していた。アリは今日も幅広く動き回り、チームの潤滑油になっていた上に決定機を演出する場面も出てきた。何よりアリに関してはまた抜きが成功するようなってきたことが好調の証だと思う。だいぶ状態は上がってきた。やはり選手には信頼と試合勘が大切なんだね。

 ベイルのことがちょっと気になったんだけど、やっぱりプレーに関わっている時間が少ないよね。俗な言い方をすると消えている時間が長い。ボールを持てば何でもできるし、サイドの深い位置でサポートがなくても勝負できてしまうのは今のチームではベイルくらいなものだから、押し込める試合では輝くんだけどそういう展開じゃないと怖い。

 多少は下がって守備もするけど、そこまで真剣じゃないというか早めに諦めちゃうのが目立つし、サイドに極端に張っていたり、裏に走っているけど味方からのパスは出てこなかったりして、なんか連動し始めたチームの中で外野感があったように感じた。とはいえ個人の攻撃力は他にないものだからその辺もひっくるめて使われているのかもしれないけど。

 これで得失点差でウェストハムを上回り、6位に浮上した。首の皮一枚だけCL圏内の希望はあるらしいけど、現実的には6位の死守でしょう。少なくとも7位以上に入ってヨーロッパの大会に出るというのは最低限だが、迫るウェストハム、エヴァートン、アーセナルも遠くない位置にいるので1つでも勝ちきれないと危ない。この勢いで走り抜けよう。

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