もうここはアウェイスタジアム vs ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ

2節目にしてウルヴズとサントが対決します。

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共に新監督で迎えるシーズン

 今やプレミアの厄介な中堅という地位を確立しているウルブズですが、振り返ると長いこと2部以下のカテゴリーで過ごし、たまにプレミアに上がっても常に降格争いをしているクラブだった。昇格降格を繰り返すクラブを「エレベータークラブ」なんて呼んだりするけど、まさにそんな感じです。

 そんなクラブを変えたのが2016のクラブ買収劇です。中国の企業がオーナーになり、積極的な補強を行い監督にヌーノ・サントを招聘した。シティやチェルシーほどではないけれど、ウルブズも言ってしまえば金をかけて強化してきたチームなのです。

 もちろんお金だけでは強くなれない。サントの作り上げたウルブズは昇格してきたその年から強烈だった。縦に早くダイナミックで、後ろから選手がどんどん出てきてワンツーを駆使しながらゴールに迫っていく上位喰いの怖いチームという印象だ。

 プレミア3年目の昨シーズンは主力の怪我や移籍もあり順位を落とし、サントはウルブズを退任、新監督にはブルーノ・ラージが就任した。ポルトガル人の多いウルブズにポルトガル人監督だが、あんまりよくわからない。ベンフィカの監督をしていたことはあるらしい。

 トッテナムの新監督にとっては当然ながらウルブズのスタジアムには大きな思い入れがあるだろう。まだスパーズ・スタジアムでは1試合しかやってないし。拍手で迎えられるといいね。よく知る選手たちとスタジアムにどう立ち向かうのか。自分が抜けてから強くなったと言われたくはないはずだ。

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選手固定はしたくないが

 シティ戦の素晴らしいゲームとポルトガルでの散々なゲーム。1週間の間に浮き沈みを経験してしまった。もちろんメンバーはほぼ総入れ替えだったわけで、悪い流れになったなんて思わないよ。

 サントが言うように、実戦を積ませてコンディションを上げ、試合勘を養っておくことはチーム全体に取って大切なことだ。試合に出られる11人+3人だけで1年を戦うことはできないのだから。ECLの試合を見ていないのではっきりとしたことはわからないが、あの試合で評価を高めた選手はいなそうだった。

 となればメンバーはシティ戦の選考が中心になる。ケインが遠征に帯同しているという報道も見かけたけど、起用できるのかはまだわからない。ひとまずはいないと思っておくほうが無難だと思う。

 この試合で注目したいのはメンバーよりも戦い方のほうだ。シティ戦では前からのプレッシャーは控えめに、スリートップは極端に中央を絞り、攻め込まれても前残りしてカウンターに備えていた。あれは強豪チーム対策だったのか、スパーズにおけるサントの基本戦術なのかを見ておきたい。今のところの雑感だと、あれを常にすると中盤が早くに息切れする、特にインサイドハーフの負担が大きすぎるので。

 ウルブズでやっていたようにサイドバックの攻撃参加をもっと効果的に生かしてほしい。身体能力に優れているわけではないドハーティがあれだけ輝いていたのだから、攻撃が得意でないタンガンガでもやれるだろうし、レギロンならもっと結果を残せるはずだ。

キックオフは日本時間22:00です。

トッテナム・ホットスパー:予想フォーメーション
FW モウラ、ソン、ベルフワイン
MF アリ、スキップ、ホイビュア
DF レギロン、ダイアー、サンチェス、タンガンガ
GK ロリス

ウルヴァーハンプトン:予想フォーメーション
FW トリンコン、ヒメネス、トラオレ
MF モウチーニョ、ネベス、デンドンケル
DF マルシャル、サイス、コーディ、フーフェル
GK サ

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