プレミアリーグ第6節、早くもやってきたノース・ロンドン・ダービー
得失点差はどっちもマイナス
3連勝からの2連敗でシーズンを始めたスパーズと3連敗からの2連勝で今日を迎えるアーセナルがここでぶつかる。いっときは首位と最下位なんていう素晴らしい眺めだったものの、今や7位と13位にまで縮まってしまった。だいぶ寂しくはあるものの、これまでとは違う試合になる。
世界最高峰のダービーマッチと称される「ノース・ロンドン・ダービー」も去年はやや盛り上がりに欠けた。偉そうにビッグ6と名乗りながらお互いにその順位には乗れないシーズンだった上に、無観客が続いていたからその熱量は感じにくかった。今年は少なくともサポーターがスタジアムに戻ってくる。今日はアウェーだからスパーズの面々にはブーイングが飛ぶだろうけど、それさえも無観客よりは力になるだろう。ダービーの狂乱を、少しでも感じたい。
チーム状態はというと、どちらも点が全然取れない。5節を終えてスパーズは3点。アーセナルは2点である。これはちょっと切なすぎる。
あっちの内情にはさほど詳しくないからなんともいえないが、スパーズの方は使えなかった選手たちが戻ってきて、いい雰囲気にはなってきている。個人的には冨安に赤を選んだことを後悔させてやりたいという気持ちが強い。ここまではノリッジとバーンリーとやっただけだから、ここらでプレミアの厳しさを教えてやろうじゃないか。ホント日本代表の試合を見るときも複雑な気持ちになるんだからここで鬱憤を晴らしたいんだよ。
きっちり上回ってやりたい
チェルシー戦を挟んでいなければこの試合もカウンター頼みになると言ってしまうところだったが、今は少し攻撃的にもいけるという自信がある。あの試合はまあ、しっかり負けたのに。
メンバーには少々変更がありそうだ。まずは右サイドバックはどうなるか、タンガンガが出場停止から戻るのでここはタンガンガになると予想。エメルソンはまだいいアピールは出来ていないと思う。ドハーティは候補にも上がらないが。
あとはウイングだが、モウラの復帰によりロチェルソのポジションが入れ替わる。先発したいだろうロチェルソには悪いけど、ここ何試合かを見る限り、エンドンベレとロチェルソがどちらもピッチにいない場合、スパーズのビルドアップ能力は著しく低下してしまうことがわかっている。エンドンベレを最初から使って、疲れたらロチェルソに出てきて欲しい。ウインガーの控えはブライアンヒルもいるからまだなんとかなるので。
スパーズもアーセナルもハイプレスをかけられると途端にボールが運べなくなる病にかかっている。つまり両チーム共にプレスをかけ合う展開になるんじゃないかと思われる。そうした真っ向勝負を仕掛けた上で、上回って勝ちたい。チーム状態にも明確な優劣はないと思うので良いダービーになるんじゃないかな。本当はもっと上で争いたいけどね。
キックオフは日本時間24:30です。
トッテナム・ホットスパー：予想フォーメーション
FW ソン、ケイン、モウラ
MF アリ、ホイビュア、エンドンベレ
DF レギロン、ダイアー、ロメロ、タンガンガ
GK ロリス
アーセナル：予想フォーメーション
FW サカ、オーバメヤン、ぺぺ
MF パーティ、ウーデゴーア、ロコンガ
DF ティアニー、ガブリエウ、ホワイト、冨安
GK ラムズデール
