勝ち越されたままじゃいられない vs ウェストハム・ユナイテッド

プレミアリーグ第9節、去年は1分1敗のハマーズ戦

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そろそろ立場が逆転しちゃう

 毎年期待だけは一人前だったイメージの強いウェストハムがいよいよ結果を出している。2019-2020シーズンの途中に就任した中堅の星、デイビット・モイーズが安定した強さをもたらし、去年はスパーズの1つ上の6位でシーズンを終えた。これはプレミアリーグにおいては98-99シーズンの5位に次ぐ高順位だった。

 昨年の対戦は強烈に記憶に残っているだろう。スパーズホームで行われた10月18日の第5節、3-0のリードを追いつかれたあの試合だ。ちなみに覚えていないアウェーでの25節は2-1でウェストハムの勝ち。ここ数年ほどウェストハム戦にはいい印象がないが、去年は負け越している。実力的に一番拮抗しているロンドンの相手はウェストハムなのかもしれない。

 バランスの取れたチームの中で、定まっていなかった最前線がアントニオで固まりつつある。体を張って起点になるプレーに強みがある潰れ役だと思っていたのにいつの間にかエース然としている。うちも毎回アントニオには苦労している気がする。今日も要注意だ。

 今季は6クラブいるプレミアリーグの中のロンドン勢との対戦は、今季ここまでスパーズは3戦全敗できてる。残すはこのハマーズとブレントフォードだけ。気合を入れるべきダービーマッチでこちらだけ勢いが出ないのはやめてほしい。相手に飲まれるんじゃないぞ。

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時間をとった成果を

 怪我やなんだの情報は聞こえてこないので、ほぼ間違いなく前節と同じメンバーが先発することになるはずだ。そのためにチームを2つに分けるようなやり方をとったわけだし、そのおかげで休養だけでなく、ある程度はサントのやりたいことを浸透させるための練習なんかもできたはず。連勝中だがもっとよくなっていくところが見たい。

 ニューカッスル戦のようなぬるい入り方をしないよう、まずはギアを上げて試合に入ってほしい。あの試合は少し時間を置いてから試合を落ち着かせることができたけど、相手の実力を考えても同じように立て直せる余裕を与えてくれるかはわからない。取り組んでいるように見える圧をかけてくる相手をいなすビルドアップが上位にも通用するだろうか。

 いい流れで試合を進められていない時は中盤が間延びしてしまってスキップとホイビュアがカバーしきれないくらいスペースを作ってしまうことがある。前線も切り替え早く戻ってくるように、後ろは勇気を持ってラインを上げていくように、まとまったチームであって欲しい。

 勝てば順位が上がって4位になるが、今のところは得失点差がマイナスだ。気持ち悪いのでこれも解消したい。そのためには1点差では満足せず、攻撃を続けること、強いチームはいつだってそう。なにせ今日の相手は3点差だって詰めてくるチームなのだから。

キックオフは日本時間22:00です。

トッテナム・ホットスパー:予想フォーメーション
FW ソン、ケイン、モウラ
MF スキップ、エンドンベレ、ホイビュア
DF レギロン、ダイアー、ロメロ、エメルソン
GK ロリス

ウェストハム・ユナイテッド:予想フォーメーション
FW アントニオ
MF フォルナルス、ライス、ベンラーマ、ソウチュク、ボーウェン
DF クレスウェル、オグボンナ、ズマ、ジョンソン
GK ファビアンスキ

2021-2022シーズン 試合結果一覧

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