プレミアリーグ第10節、叩きどきのユナイテッド
下の順位にいるのが不思議
スパーズを追っかけてる僕らからすると、体感的に6位にいるのはしっくりきていない。勝った試合よりも負けた試合の印象が強いせいか、もう少し下の方が気がしている。ましてやあれだけの補強をしていたユナイテッドが下にいるなんて、より信じられない気持ちだ。
高額の移籍金でジェイドン・サンチョ、レアル・マドリーからラファエル・ヴァラン、そしてクリスティアーノ・ロナウドの帰還。ユナイテッドよりこの夏にお金をかけたクラブはあるけれど、派手さでは一番だった。元々ポグバだったりブルーノ・フェルナンデスだったりと、選手個人の質の高さは光っていただけに、今年の補強はユナイテッドを盤石なチームにさせてしまったと思わされていた。どうもそんなことはなかったらしいが。
個が強すぎるとチームの最適解を見つけるのは難しい。その最たる例はポチェッティーノ率いるパリサンジェルマンだろうけど、ユナイテッドも似たような問題を抱えてる。
前節はリヴァプール相手になすすべなく、0-5と記録的な大敗を喫してしまった。抱えている選手層からして、9節終了時点で7位に転落してしまえば監督解任も当然話題になってくる。しかししぶといスールシャール。これまでも次の試合の結果次第では・・・という話になると、途端に調子を上げては首を繋いできた。解任ブーストがまた出るか。それともいよいよ燃料切れか。スパーズのことを考えると負けたくはないが、長い目で見ればこのままスールシャールのままの方が・・・なんて思ったりもする。
スペースがあれば攻められるはず
今季のスパーズは少しずつではあれ、ポゼッションを高めていこうという挑戦をしている。負けはしたものの調子のいいウェストハムを相手にボールを握って試合を進めることになろうとは思わなかった。持たされていた、とも言えるが去年までにはなかったことだ。
しかしウェストハムは狡猾で、しっかりスペースを消すことに専念したためにスパーズは攻め手がないままに終わってしまった。最終ラインでボールを持ったときにバランスを崩して出てくる相手にはある程度やれるようにはなってきたが、そこを放棄して重心を下げられると弱い。ただ、ユナイテッドはそうはしてこないだろう。
リヴァプール戦のハイライトを見ても、奪われた後の後方のバランスや切り替えの局面は酷いものだった。たしかに攻撃力のある選手の威力は恐ろしいが、それが反対に弱点にもなっている。うちの攻撃陣はそうしたスペースの空く瞬間を見逃しはしない。ウェストハム戦よりはやりやすい相手だと思われる。
隙を見せればあっという間に点を取るという意味ではユナイテッドの前線も十分に驚異だ。スピードも決定力も高い。先週から槍玉に上げて申し訳ないが、モウラのドリブルのように変な位置で奪われると一気に失点に直結してしまうだろうから扱いには注意したい。モウラに言っても仕方がないから、周りの選手でケアするしかないだろうけど。
キックオフは日本時間25:30です。
トッテナム・ホットスパー:予想フォーメーション
FW ソン、ケイン、モウラ
MF スキップ、エンドンベレ、ホイビュア
DF レギロン、ダイアー、ロメロ、エメルソン
GK ロリス
マンチェスター・ユナイテッド:予想フォーメーション
FW ラッシュフォード、ロナウド、グリーンウッド
MF ポグバ、フェルナンデス、マティッチ
DF ショー、マグワイア、リンデロフ、ワンビサカ
GK デヘア