[PL]第21節 ワトフォード vs トッテナム・ホットスパー

2021-2022 プレミアリーグ 第21節

Watford 0 – 1 Tottenham Hotspur 

Stadium:ヴィカレージ・ロード

得点
96分:ダビンソン・サンチェス(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
FW ソン、ケイン、モウラ(91’ヒル)
MF レギロン(83’ロチェルソ)、ホイビュア、スキップ(70’ウィンクス)、エメルソン
DF デイビス、ダイアー、サンチェス
GK ロリス
sub:ゴッリーニ、ロドン、タンガンガ、ドハーティ、アリ、エンドンベレ

ワトフォード
FW キング、デニス(46’ペドロ)
MF セマ(100’エルナンデス)、シソコ、ルザ(91’クレヴァリー)、クツカ
DF マシナ、シエラルタ、エコング、キャスカート
GK バッハマン
sub:アンジェリーニ、モリス、エンガキア、ゴスリング、トゥファン、フレッチャー

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あれだけ引かれりゃ難しい

 新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 1月1日が祝日なのって世界共通なんですかね?少なくともプレミアリーグはそうではないらしい。年末年始など関係なく、元日から試合は行われている。2022年最初の対戦相手はシソコがキャプテンマークを巻いているワトフォードだ。

 前回の対戦時に脅威だなと感じていたイスマイラ・サールが今日は不在。そんなワトフォードは割り切ったドン引き大作戦を用意してきた。ホームでこんなに消極的な作戦でいいのかいラニエリさんよ。

 キングとデニスをやや前目に残し、あとは引いてゴール前を固めている。ボールを奪ってもそこからはアイデアがなく、前線の2人に投げてなんとかしてくるのを待っている。おかげで試合を通じてほぼほぼスパーズの攻撃練習のような展開が続いたが、これにはだいぶ苦労させられた。

 セインツ戦も苦戦した引いた相手の崩し方。いくつかの打ち合わせはしてきたらしい。まずサイドチェンジを積極的に行っていた。特に左で回しておいて、反対のエメルソンをフリーにしてはそこにロングボールを送っていく形。その流れは上手くいっていたものの、エメルソンのクロスが単調だったこともあり、決定機にはなかなか繋がらなかった。

 あとは意識的にクロスを入れてしまうという改善もあった。余裕を持ってパスを回せていると、勝負パスを入れて奪われるのが怖くなるので横パスが増え、確実に崩せる時だけ縦パスを入れるようになってしまうのだが、それに意識的に逆らうために、多少厳しそうでもクロスは入れるようにしていた。いいことだと思うよ。

 ボールを奪われた後の切り替えの速さでワトフォードを圧倒し、すぐに回収しては2次攻撃に繋げていた。途中からワトフォードの選手たちは自信を喪失し、誰もボールを受けたがらないのでキーパーが怒っていた。なんかスパーズが強豪チームみたいだった。

 後半もほとんど同じで、そうなると焦ってくるのはこちら側。ミドルシュートの意識を増やしたりと努力は見られたものの、得点は奪えないまま時間だけが過ぎていった。

 このままスコアレスかなという空気が最高潮に達したところで、ソンのフリーキックにサンチェスが合わせる劇的な決勝点でまさかの3ポイントを勝ち取った。セットプレーのキッカーが不在という悩みがずっとあり、その中でもマシなソンにそれを任せているうちに、いつの間にか上手になっている。あのフリーキックはまさにエリクセンを彷彿とさせるものだった。少し感動したよありがとう。

移籍市場がオープンする

 連戦が続いているのに、今日のスタメンはコンテの中のベストメンバーといえるチョイスだった。徐々に格差は開いているように見える。変化必要だった後半に信頼されていたのはウィンクスだけだ。本当なら崩しの得意そうなロチェルソもヒルも起用されるのは10分以下だったし、最も適していそうなエンドンベレは出番なしに終わった。

 さあそして1月に入り、コンテ体制になって初めての移籍期間が始まった。一部報道によるとスパーズは金銭的に苦してくて、捻出できるお金はないらしい。ただ今いる選手を適正な価格で売れば新加入もあるだろう。

 放出候補になりそうなのは、ロドン、ドハーティ、エンドンベレ、アリ、ロチェルソあたり。この中でもロドンとエンドンベレは貰い手次第だけど可能性は高そうな気がする。なんせコンテになってからほとんど起用されていないから・・・

 具体的にどの選手が欲しいとかはないんだけど、必要なタイプとしては左利きのセンターバックと、、あとは特に浮かばないわ。今いる選手でなんとかなりそうな気はしてる。もちろんソン、ケインクラスの即戦力がくるなら欲しいけど、そんな金はない前提として。

2021-2022シーズン 試合結果一覧

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