2021-2022 プレミアリーグ 第24節
Tottenham Hotspur 2 – 3 Southampton
Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:51勝20敗7分(勝率:65%)
得点
18分:ヤン・ベドナレク(OG)(Spurs)
23分:アルマンド・ブロヤ(Saints)
70分:ソン・フンミン(Spurs)
80分:モハメド・エルユヌシ(Saints)
82分:チェ・アダムズ(Saints)
トッテナム・ホットスパー
FW ソン、ケイン、モウラ(76’クルゼフスキ)
MF レギロン(83’ベルフワイン)、ウィンクス、ホイビュア(60’ベンタンクール)、エメルソン
DF デイビス、ロメロ、サンチェス
GK ロリス
sub:ゴッリーニ、ロドン、ドハティ、ホワイト、セセニョン、スカーレット
サウサンプトン
FW アダムズ(88’ロング)、ブロヤ(90’ウォルコット)
MF エルユヌシ(97’ディアロ)、ロメウ、プラウズ、S・アームストロング
DF ペロー、サリス、ベドナレク、ウォーカー=ピータース
GK フォスター
sub:カバジェロ、バレリー、スティーブンス、ジェネポ、スモールボーン、A・アームストロング
真正面から敗れてしまった
上位に迫る大きなチャンスを生かすことはできなかった。スパーズがものすごく悪かったとは思わない。セインツが良かった。ハーゼンヒュットルが目指している攻撃サッカーを見事に体現していたセインツの術中にハマり真っ向勝負で負けた気分だ。
コンテ就任から向上してきたスパーズのプレー強度を凌駕してきたのが今日のセインツ。高いインテンシティで立ち上がりからぶつかってきた相手を跳ね返すことができなかった。
これはスパーズの悪い癖なんだけど、少しボールの取り所に迷いだすと、最終ラインをずるずると下げてしまいボールの持ち手にプレスをかけられなくなってしまうところがある。そのせいで相手は楽にポゼッションできるし、こちらは相手ゴールまでの距離が遠すぎて効果的なカウンターが放ちにくくなってしまう。いや、もう一ついうとカウンターばかり意識することで無理な一発を狙いすぎてボールロストが増える。どちらかというと今日はこっち。すぐに回収されて2次攻撃を繰り出されることで苦しむことになった。
失点はいずれも勿体ないものだった。1点目は完全にデイビスのクリアミスのせい。2、3点目はほぼ同じ形やられてしまった。あれはちゃんと分析した訳じゃないけど、入ったばっかりのクルゼフスキがまだ守備時のポジショニングを理解できていなかったからじゃないかと思ってる。エメルソンがサンチェスに怒られていたけど、クロスの時点でエメルソンは2人を見なきゃいけなくなっていたからそれは酷でしょう。
新加入の2人のプレミアデビューの試合にはなったけど、クルゼフスキは前述の守備問題に加え、攻撃面でもおとなしめだったように見える。ここ2試合の短い時間での印象では、スピード系ではなさそう。なので高速カウンターというよりは押し込む中で生きてくるタイプなのかも。いずれにせよ、少し時間はかかりそうな気がしている。
対してベンタンクールは今のところいい感じ。同点で勝ち越しを狙うタイミングでホイビュアを下げた場面なんて初めて見たし、それに応えたベンタンクールはホイビュアにはない展開力を見せつけることで存在感を示していた。これはスタメン起用される時もそう遠くなさそうだ。
今日は勝てなかったけど、絶望的に悪かったわけじゃない。高い強度の中で正確なプレーをすること。これが目下の課題だがこれは公式戦の中で高めて行くしかない部分だと思うので、監督の言う「時間がかかる」部分だろう。切り替えてまた週末の向けて準備をしよう。