2021-2022 プレミアリーグ 第27節
Leeds United 0 – 4 Tottenham Hotspur
Stadium:エランド・ロード
得点
10分:マット・ドハティ(Spurs)
15分:デヤン・クルゼフスキ(Spurs)
27分:ハリー・ケイン(Spurs)
85分:ソン・フンミン(Spurs)
トッテナム・ホットスパー
FW ソン(87’スカーレット)、ケイン、クルゼフスキ(78’ベルフワイン)
MF セセニョン(78’エメルソン)、ホイビュア、ウィンクス、ドハティ
DF デイビス、ダイアー、ロメロ
GK ロリス
sub:オースティン、ロドン、サンチェス、レギロン、ホワイト、ディヴァイン
リーズ・ユナイテッド
FW ジェイムズ
MF ハリソン(46’ロドリゴ)、ダラス、フォーショー、コッホ、ハフィーニャ
DF フィリポ(79’シャクルトン)、ストライク(46’クリッチ)、ジョレンテ、エイリング
GK メリエ
sub:クラーソン、クレスウェル、ケネ、ロバーツ、ゲルハート、サマービル
あまりに相性が良かったね
ちょっと忙しいのでプレビューサボりがちですみません。書けるときは書きます。
ここ5試合で4敗という結果を受け、コンテもネガティブなコメントをしていたために妙な緊張感を持ってこの試合に向かうことになった。内容も結果も満足できないものになったら結構ヤバかった。そういう意味ではスランプに陥っているリーズと戦えたのは良いタイミングだったと言える。
リーズのスタイルは単純明快。肉を切らせて骨を断つ。守備時は決まった人につくマンマークでこちらの前線がボールを求めて低い位置まで下がっても付いてくる。剥がされると組織としての乱れが大きくなってしまう。攻撃はというとスピードと勢い。常に前を向いていて後ろからでもどんどん人が出てくる。悪い言い方をすると、思考を放棄して突っ込んでくるという印象だった。
代表級の選手が離脱しているのがリーズにとっては大きかった。後ろで緩急を付けながらリズムをコントロールしてくれるカルビン・フィリップスと、最前線で起点になりながら攻撃を仕上げてくれるパトリック・バンフォードがいないので、攻撃が軽かった。
それでもリーズのサポーターがこのスタイルを、ビエルサの信念を信じているというのがスタジアムの雰囲気から伝わってきてそれは気持ちが良かったね。0-3の状況で変わらず声が出ていたし、ブーイングを飛ばすこともなかった。5試合で20失点という現実はなかなか厳しいけども。
そんなチームとの相性がとても良いのがスパーズのカウンターだ。ボールはずっと試合されていたけど、中央に起点が作られないこともありそこまで怖くはなかった。むしろ攻撃時にバランスを崩してでも出てくるリーズに裏を返すように常に速攻を狙っていた。最初のドハティのゴールは見事だった。WBからWBへのパスで奪ったゴールはコンテの真骨頂。これがドハティのスパーズ初ゴールらしい。この場面以外にもクルゼフスキとかとの連携はエメルソンより可能性を感じたよ。
バーンリー戦からの反省はいくつか見られていた。まずセセニョンが1対1で勝負をしようとする意識を高く持っていた。これが出来ないとコンテのWBは務まらない。だいぶ良くなってた。それからケインだけでなく、ソンとクルゼフスキが積極的にボールを引き出そうと動き回っていた。これは自分のマーカー食らい付いてくるというリーズの特性を逆手にとって、守備陣を動かすためだったかもしれないが、これはこれからの試合でも必要なことだと思う。
最初からテンポを上げすぎていたリーズは終盤にはバテてしまっていたので、久しぶりに余裕をもって試合を締めることができた。スカーレットにも出番を与えることができたし、こちらも消耗を抑えながら時間を使えた。よしこれで上昇気流だ、とは言えないだろうからまた引き締めてやっていこう。