[PL]第29節 マンチェスター・ユナイテッド vs トッテナム・ホットスパー

2021-2022 プレミアリーグ 第29節

Manchester United 3 – 2 Tottenham Hotspur

Stadium:オールド・トラッフォード  

得点
12分:クリスティアーノ・ロナウド(United)
35分:ハリー・ケイン(Spurs)
38分:クリスティアーノ・ロナウド(United)
72分:ハリー・マグワイア(OG)(Spurs)
81分:クリスティアーノ・ロナウド(United)

トッテナム・ホットスパー
FW ソン、ケイン、クルゼフスキ(78’モウラ)
MF レギロン、ホイビュア、ベンタンクール(87’ウィンクス)、ドハーティ
DF デイビス(87’ベルフワイン)、ダイアー、ロメロ
GK ロリス
sub:ゴッリーニ、ロドン、サンチェス、ホワイト、エメルソン、スカーレット

マンチェスター・ユナイテッド
FW サンチョ、ロナウド(83’リンデロフ)、ラッシュフォード(68’エランガ)
MF マティッチ(80’カバーニ)、ポグバ、フレッジ
DF テレス、ヴァラン、マグワイア、ダロット
GK デヘア
sub:ヘンダーソン、バイリー、ジョーンズ、ワンビサカ、マタ、リンガード

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とっても粗が見えた試合

 共にシーズン途中に監督を変え、良くなったり悪くなったりしながら同じような順位を彷徨っているユナイテッドとスパーズ。11月にユナイテッドに大敗したおかげでヌーノ・サントは解任され、新たにコンテを獲得したスパーズ。その後のコンテの手腕を見れば、あの日の敗戦には感謝すらある。その成果を見せつけるにはもってこいの試合になるはずだった。

 そうですね、この試合の印象は・・・ヘビー級のユナイテッドにライト級のスパーズっていう感じかな。ユナイテッドはどっしりと構えて一発の強さでぶん殴るスタイルで、それを上手くかわしながら揺さぶって点を取りたいスパーズの戦いだった。伝わらなかったらこのくだりは無視してくれて大丈夫です。

 ユナイテッドの前線は下がりすぎないくらいの立ち位置を取るも、あまりプレスをかけるわけではない。ただその選手たちのカウンターの威力が怖いので、スパーズは変な失い方をしないように慎重になってプレーしていた。裏を取られないようにするためか、それともマークにちゃんとつけていないのかわからないが、ケインが降りて受けて反転してソンを狙う得意の形を狙っても、降りたケインに誰もついてこないので、こちらの必殺技が発動できないことが多々あった。

 その件は1つの象徴的な例であって、今日はユナイテッドの独特のリズムに苦しめられた。今言った囮のケインについてこない問題もそうだし、プレスにこない前線もそう。縦パスを刺してもパスで揺さぶろうにもあんまり焦って食らいつかないし、攻守の切り替えも変な遅さがあって逆にそれがこっちのリズムを狂わせてミスを連発させる要因になっていた。ユナイテッドの守備陣の準備ができていないのに、こっちが早い切り替えで目の前で引っ掛けられるシーンがいくつもあって、とてもやりにくい相手だった。

 ポグバ、サンチョ、ロナウドのような一瞬のプレーで試合を決められるような選手の存在感にスパーズはただ威圧されていたように見えた。別にユナイテッドの攻撃が多かったわけでも精度が高かったわけじゃない。ロナウド以外に点を取りそうな空気感もないのに、結果的に3点もロナウドに取られてしまったのが悔しい。確かにとんでもない選手ではあるが、止められないはずはなかった。

 こんな分析をするのは面白くないけど、上記の意味でも気持ちで負けていた試合だった。自信を持ってプレーできていたのはドハーティぐらいではないだろうか。自分たちで試合のリズムをコントロールできていれば、今日のユナイテッドには勝てたはずだ。3点も取られるような展開ではなかったし、2点しか取れないような展開でもなかったのに。

 大切な直接対決に敗れたことで、また順位をあげることはできなかった。試合数の差から自力でユナイテッドを超える可能性はあるものの、アーセナルとウェストハムも上にいるし、下からはウルブズもチャンスを窺っている。まあ余計なことは考えずに目先の試合に集中していこうか。そもそもシーズンが始まる前からCL圏内は夢の話だったはずだろうから。

2021-2022シーズン 試合結果一覧

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