2021-2022 プレミアリーグ 第31節
Tottenham Hotspur 5 – 1 Newcastle United
Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:54勝21敗7分(勝率:66%)
得点
39分:ファビアン・シェア(Magpies)
43分:ベン・デイビス(Spurs)
48分:マット・ドハーティ(Spurs)
54分:ソン・フンミン(Spurs)
64分:エメルソン・ロイヤル(Spurs)
83分:スティーブン・ベルフワイン(Spurs)
トッテナム・ホットスパー
FW ソン、ケイン、クルゼフスキ(75’モウラ)
MF ドハーティ、ホイビュア、ベンタンクール(75’ウィンクス)、エメルソン(81’ベルフワイン)
DF デイビス、ダイアー、ロメロ
GK ロリス
sub:ゴッリーニ、ロドン、サンチェス、ホワイト、ボウデン、スカーレット
ニューカッスル・ユナイテッド
FW サンマクシマン、ウッド(70’ラッセルズ)、フレイザー
MF ジョエリントン(59’ギマイエス)、シェルヴィ、ウィロック
DF ターゲット、バーン、シェア、マンキージョ(59’マーフィ)
GK ドゥブラフカ
sub:ダーロウ、ドュメット、クラフト、リッチー、ロングスタッフ、ゲイル
好調だと認めていいのかな
ブライトンとウェストハムに連勝したところでタイミング悪く代表ウィークに入ってしまった。ここで当たるのがニューカッスル、買収と冬の補強で降格圏にいたはずのクラブが見事に立て直し、各クラブから後半戦の脅威と見做されていた。直近は連敗とはいえスパーズは波が激しいので不安に思っていた。
もともと戦力的には残留争いをしているのがおかしいくらいのチームではあったけど、今は自信を取り戻しているようでボロボロだった頃の雰囲気はない。ただし何試合かぶりに復帰したサンマクシマンが今日は空回りしていた。
いや、本人の問題だけではないと思うのだけど、例のごとくボールを貰えば問答無用でドリブルを仕掛けていく姿勢はとても良い。しかし今日の対面はクリスティアン・ロメロ、挑まれるほどに燃える男だ。周囲とも上手く連動して激しく厳しく抑えていた。サンマクシマンが絶対仕掛けるマンなので周囲もサポートをサボりがちになり、ドリブル以外の選択肢が全くない。せっかくチャンスメイクに長けたフレイザーも、ややアバウトにボールを入れられても戦えるクリス・ウッドもいるのに、サンマクシマンの奇跡に懸ける戦い方ではまたチームは勝てなくなっていってしまうよ。
対するスパーズは安定感が出てきている。相手の攻撃を受け止めてから、速攻を仕掛けるべきかボールを握って時間を空けるべきかの判断がよくできている。全体的に連動性があるのでボール回しにも余裕が見られる。そしてケインにボールが入った瞬間にギアが上がり、一気にチャンスが生まれるお決まりのパターンがソンだけでなくクルゼフスキ側にも見られたのは大きな進化だろう。
先行されても動じることなくすぐさま取り返したことも、両ウイングバックに得点が生まれるというコンテイズムが浸透している傾向も、勝ち越してなお最後までゴールを狙い続けた心の強さも、全てがチームの成長を感じさせてくれた。得点を奪えるチームになっているし、しかもスコアラーがケイン、ソンだけじゃないなんて不思議だよほんと。
ずっと1勝しては1敗するその繰り返しだったが、これで3連勝。試合内容も安定してきているし、ついに好調だと認めていいんじゃないかと思い始めている。そんなこと言ってるとすぐに裏返されそうで怖いんだけどね。