[PL]第33節 トッテナム・ホットスパーvs ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン

2021-2022 プレミアリーグ 第33節

Tottenham Hotspur 0 – 1 Brighton & Hove Albion 

Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:54勝22敗7分(勝率:65%)  

得点
45分:レアンドロ・トロサール(Seagulls)

トッテナム・ホットスパー
FW ソン(88’ベルフワイン)、ケイン、クルゼフスキ(64’モウラ)
MF ドハーティ、ホイビュア、ベンタンクール(72’ウィンクス)、エメルソン
DF デイビス、ダイアー、ロメロ
GK ロリス
sub:ゴッリーニ、ロドン、サンチェス、ラビニエ、ホワイト、セセニョン

ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン
FW トロサール
MF カイセド(78’ララーナ)、マクアリスタ、ビスマ、ムウェプ(46’ウェルベック)、グロス、ランプティ(82’マーチ)
DF ククレジャ、ダンク、フェルトマン
GK サンチェス
sub:スティール、ウェブスター、オフィア、モペイ、ファーガソン、サルミエント

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期待するとこれだよ

 得点力が開花し、連勝を重ね、この勢いのままに勝ち点を積み上げていきたいシーズン終盤に、今日みたいな試合はがっかりですよ。試合の入りが悪いだけでなく、最後まで自分たちのペースを掴むことができなかった。上位に入りたいのなら、修正力も必要だろう。

 ブライトンがしっかりと準備をしてきたのがよくわかる。スリーバックで横の並びを合わせてきた上に、ビスマがアンカーの位置に君臨していてケインがボールを受けに下がるスペースを埋めている。今のスパーズは得点者こそ分かれてはいるが、ケインにボールを当てるところから攻撃が始まっていることがほとんどだ。ケインを起点にできないだけでこれだけ何も生まれなくなるとは・・・

 それでも前半のうちに少しの努力は見られた。裏を狙う動きを増やしたり、ソンとクルゼフスキが意識的に受けに行ったり。しかしいずれも単発で効果的ではなかった。重心が低くて動きが重いままにハーフタイムを迎えた。

 そこで指示を受けてきたのか、パススピードが上がって多少はリズムが出てきた。しかしそれも長くは続かず、また動きが遅くなりスペースを見つけられなくなっていった。モウラが入ってもウィンクスが入ってもベルフワインが入っても何も変わらない。途中交代の3人はほとんど存在感もなかった。あっという間にそれまでのテンポに同化した。それじゃあ交代した意味がない。

 攻撃面で臨機応変な動きが出来るドハーティがいなくなったことで、WBの貢献度は格段に低くなった。2人とも単純な上下動しかない上に突破力があるわけではないのがキツイ。もしかしたらドハーティを失った今のスパーズを止めるには起点となる動きをするケインだけを見張っておけばいいのかもしれない。

 ただそこはまだコンテ流が発展途上であることを考えると望みすぎなのかもしれないね。むしろケインを中心とした攻撃の形だけだとしても、これ1つも今まではなかったのだから、再現性のある方法を確立しただけでもすごいと思うよほんと。

 幸いなことにアーセナルも負けたので、今日の敗戦のダメージは最小限におさまった。ただこんな浮き沈みがあるようでは今のリードを守り切れない。3ポイント取れなくても仕方ないねと思える試合はこの先リヴァプール戦の1つだけだ。今年CL権を取れるかどうかは来年の人事にも大きく影響してくる。ただ大きな大会に出られる楽しみが増えるという話だけじゃない。緊張感を持ってあと1ヶ月に向き合おう。

2021-2022シーズン 試合結果一覧

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