[PL]第34節 ブレントフォード vs トッテナム・ホットスパー

2021-2022 プレミアリーグ 第34節

Brentford 0 – 0 Tottenham Hotspur

Stadium:ブレントフォード・コミュニィ・スタジアム  

得点
なし

トッテナム・ホットスパー
FW ソン、ケイン、クルゼフスキ
MF セセニョン(74’サンチェス)、ホイビュア、ベンタンクール、エメルソン(86’モウラ)
DF デイビス、ダイアー、ロメロ
GK ロリス
sub:ゴッリーニ、ロドン、レギロン、ウィンクス、ホワイト、ベルフワイン、スカーレット

ブレントフォード
FW トニー、エンベウモ
MF エリクセン、ヤネルト、イェンセン(78’ダシルバ)
DF ヘンリー、セーレンセン、ヤンソン、ラスムッセン、ゴドス(78’ヴィッセ)
GK ラジャ
sub:レッスル、ジャーンヴィエイ、スティーブンス、フォス、ハリス、バプティスト、ヤングクームス

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惜しくも、って感じでもない

 先に行われたアーセナルvsユナイテッドの試合をアーセナルが制したために順位が入れ替わって迎えることとなった。あまりにも今のユナイテッドは頼りない。僕らはなぜこんなチームにダブルを食らったんだろうか。

 試合の前からの注目ポイントだったエリクセンとの再会。開始前の通路でスパーズの選手に対して自ら挨拶に来てくれていた場面はグッときた。特にロリスとの抱擁の時。本当に生きていてよかったなあ。スタジアムの四隅の一角に陣取ったスパーズサポーターも目の前にコーナーを蹴りにきたエリクセンに温かい拍手を送っていた。感動。

 それはさておき今日も難しい試合になった。ブレントフォードはシーズンの最初の頃見た印象と少し変わっていた。あの頃はトニーの上手さを起点にエンベウモあたりの飛び出しが噛み合っていて、勢いのあるチームという印象だけだったが、今日はそれに加え、大きなサイドチェンジで揺さぶりながら攻撃を展開してきてそれなりに怖かった。エリクセンは相変わらずめちゃくちゃにうまいよ。

 数試合前まで爆発していた攻撃陣が突然に鳴りを潜めてしまったスパーズ。引かれると何も出来ない症候群が深刻だ。

 点が取れていた時はケインの動きを起点にソンとクルゼフスキが飛び出していく作戦が脅威になっていたのに、ケイン自身に点を取らせたいという思いが強いのか、ケインが下がらなくなってしまった。今日はソンがよく降りてボールを受けてはいたものの、ソンに入ってもケインは中央で足元に要求しているし、WBはただサイドに張るだけなので動きがなくてボールの出しどころがない。苦し紛れにソンがドリブルで1人2人かわしても、それ以上のことは起こらなかった。

 もちろんチームで最もシュートの技術が高いのはハリー・ケインであり、そこにチームメイトが最高の形でラストパスを供給できる形が作れるのが理想的だ。ただこの2年ほどやってわかっている通り、かつてのエリクセンのようなチャンスメイクができる選手はいない。いや、いる。問題はそれがケインであるということだ。

 ケインをフィニッシュに専念させたいし、そのためのアイデアがあってその精度を上げている段階だとコンテに主張されたとしても、今はそんな未来に向けての過程を楽しんでいる余裕はない。残り5試合のうちリヴァプール戦には負けても4位を維持できる状況だったのに、これで全てに勝たなければ自力での4位は無くなった。かなり厳しくなってしまったが、最後まで信じてはいたい。

2021-2022シーズン 試合結果一覧

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