[PL]第4節 ノッティンガム・フォレスト vs トッテナム・ホットスパー

2022-2023 プレミアリーグ 第4節

Nottingham Forest 0 – 2 Tottenham Hotspur 

Stadium:シティ・グラウンド  

得点
 5分:ハリー・ケイン(Spurs)
81分:ハリー・ケイン(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
FW ソン(74’リシャルリソン)、ケイン、クルゼフスキ(83’ビスマ)
MF ペリシッチ(74’セセニョン)、ホイビュア、ベンタンクール(91’スペンス)、エメルソン
DF デイビス、ダイアー、サンチェス
GK ロリス
sub:フォースター、タンガンガ、ラングレ、ドハーティ、サール

ノッティンガム・フォレスト
FW ジョンソン(91’サリッジ)
MF リンガード(69’デニス)、オブライエン(75’フロイラー)、ギブス、イェーツ(75’アウォニー)
DF トフォロ、マッケンナ、クック(75’クヤテ)、ウォーラル、ウィリアムズ
GK ヘンダーソン
sub:ヘネシー、ビアンコン、コルバック、マイテン

狙いの展開だったのだろうか

 4節の最後のカードに選ばれていたということは、他のクラブの結果を知ってから試合に臨むということだ。今節は上位を伺うライバルクラブたちが揃って3ポイントを獲得していたのでプレッシャーのかかる中でのキックオフになった。相手は24年ぶりに昇格してきたノッティンガム・フォレスト。相変わらずイングランドのスタジアムは雰囲気が良い。小さいスタジアムほど風情があっていいですよね。

 今日の試合展開はどこまでコンテの想定していたものだったのだろう。立ち上がりからスパーズはポゼッションを放棄し、カウンターをひたすら狙っていた。これまでの試合では繋ぎたいのにビルドアップが上手くいかずに苦しくなってしまうことが多かったが、今日は違ったように感じられる。フォレストのプレッシングが強烈だったとは思えないのに、ゴールキックも早々に諦めてロングボールに切り替えていた。

 幸いにも最初のカウンターが成功し、リードを奪ったまま時間を勧められたので、より後ろを固めてカウンター大作戦で良くなった。狙いのカウンターはそれなりにキレがあったのに、追加点を取り切れないことが時間を経るごとにのしかかってくる。気になったのはソンのプレー。開幕から得点を奪えていないことが焦りに繋がり、幅をとったりボールを引き出したりする役割を放棄して中央でケインのラストパスを待ち続けるばかり。たまにボールを受けてもコントロールが雑になっていて、ロストを繰り返していた。今のままでは先発落ちになってもおかしくない。リシャルリソンだって結果が欲しいはずなのに、彼は後半からの短い時間でチームのためになるプレーを続けているのだから。

 引いて守ることがこの日のゲームプランだとするなら、考えられる理由の1つはサンチェス、エメルソンの右サイドの人選かなと思う。2人とも後ろからのビルドアップにはほとんど貢献できていない。後方でボールをもらってもロングフィードはできないし、運ぶドリブルもない。そもそもコントロールもバタつくことが少なくないので相手からすると格好の奪いどころとなる。ロメロが戻ってこない限り、繋ぐリスクを考えるとこうなるのかもしれない。サンチェスが出ている時間は9時間ほど無失点だ、なんていうすごめな記録も聞こえてくるのに、やっぱり物足りなく感じてしまうよ。まあこれに関してはサンチェスのせいなのかロメロが凄いのかは難しいところだが。

 ただ引くにしても、ラインが後ろすぎて怖かった。確かにほとんど崩されてはいないし、支配率程のピンチはなかったけど、あれだけ下がってしまうとミドルシュートの射程範囲だし、適当なクロスを放ってもペナルティエリアに入れるならごちゃごちゃっとなって1発くらうことは十分に考えられる。例えば次のウェストハムにはアントニオやスカマッカという体を張れるセンターフォワードもいることだし、もう少し前で奪えるようになっておきたい。

 それでも2試合連続のクリーンシート。開幕から3勝1分という成績は素晴らしい。試合内容はまだまだ求めていきたいところだが、去年とは違うポジティブな要素がある。リシャルリソンを筆頭に、ベンチからチャンスを伺うメンバーに期待できているところだ。今日の試合を皮切りに、しばらく週2試合以上の過密日程が続いていく。絶賛されるスパーズの夏の補強の成果を見せる時が早くもやってきた。今のところは固定されているスタメンに割って入る選手が出てくることを願っているよ。

2022-2023シーズン 試合結果一覧

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