2022-2023 UEFAチャンピオンズリーグ グループD 第4節
Tottenham Hotspur 3 – 2 Eintracht Frankfurt
Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:63勝22敗7分(勝率:68%)
得点
14分:鎌田大地(Adler)
20分:ソン・フンミン(Spurs)
28分:ハリー・ケイン(Spurs)
36分:ソン・フンミン(Spurs)
87分:ファーリド・アリドゥ(Adler)
トッテナム・ホットスパー
FW ソン(86’モウラ)、ケイン、リシャルリソン(67’ビスマ)
MF セセニョン、ホイビュア(86’ヒル)、ベンタンクール(67’スキップ)、エメルソン
DF ラングレ、ダイアー(78’サンチェス)、ロメロ
GK ロリス
sub:フォースター、デイビス、ドハーティ、スペンス、ホワイト、サール、ペリシッチ
フランクフルト
FW 鎌田(78’ゲッツェ)、ムアニ(69’ボレ)、リンドストロム
MF レンツ(69’エビンベ)、ソウ、ローデ(69’アリドゥ)、ヤキッチ
DF エンディカ、長谷部(69’スモルチッチ)、トゥタ
GK トラップ
sub:グラール、ラマイ、アラリオ
途中まで良かったのになあ
グループステージも折り返し。混戦を抜けていくためにもホーム戦は手堅くいきたい。堅実なコンテは大きなターンオーバーは今日もなし。ダイアーとホイビュアとベンタンクールがそろそろ倒れちゃうよ。
スタメンでいうと、ブライトン戦の出来が良かったセセニョンがペリシッチからポジションを奪ってスタメンを飾った。特に攻撃に出ていくタイミングとポジション取りが良い。クロスも右サイドの面々に比べると上手いし、フィニッシュの時には適切に飛び込んでいけている。あとは最後の精度だけど、それはおいおいついてくるだろう。
序盤こそフランクフルトのプレスにバタついたけど、失点した後に何故か落ち着きを取り戻して運べるようになった。いつも通り後ろで回して相手を引き出すポゼッションをしていて、その上で今日は明確にケインのポストプレーを狙っていた。先週は長谷部に完封されたケインだが、今日はあえてそこを徹底的に狙う。フランクフルトは長谷部と1対1にならないように、周囲のスペースを消したり、ケインへのパスコースをもっと一生懸命切るべきだった。あれだけ何度も何度もボールを収められたら長谷部じゃなくても防ぎ切れないでしょ。
前半で2点のリードを奪い、後半にソンとの対決に敗れたトゥタが退場してから試合の主導権を失っていく謎の展開になった。逃げ切ったとはいえ、これを見過ごしてなかったことにしてはいけない。深刻に受け止めるべきだ。
点差と人数差がついたことで、ようやく休ませたかった選手たちを交代させることができた。これは吉。しかしその時間帯から、ピッチ上の選手たちのプレー強度が落ちた。理由は簡単、もうこの試合は勝ったもんだと思い込んだことだ。
前にもなんかの試合で言ったけど、点差が開こうが試合を支配していようが、常に次の得点を狙い、懸命にボールを回収する姿勢を続けないといけない。今日はたまたま同点にされるまではいかなかったが、こんな試合が次あればきっと追いつかれて何度も聞いた反省の弁を繰り返すことになる。こういうところもシティやリヴァプールとの間にある大きな「差」だと思う。直接当たらないとわからない部分じゃない。この積み重ねがシーズン終了後に何を得ているかに繋がるのだから。
他会場の結果を受けて、グループ首位に浮上した。次のスポルティング戦に勝利すれば、最終節を残して突破を決められる。この過密日程にターンオーバーようの試合を用意できることは大きい。ぜひそうなってほしい。幸い次はホームだし、スポルティングは今節2人の退場者を出してメンバーを変えざるを得ない。さあ、今節学んだ油断しない姿勢を見せられるだろうか。