2022-2023 プレミアリーグ 第12節
Manchester United 2 – 0 Tottenham Hotspur
Stadium:オールド・トラフォード
得点
47分:フレッジ(Utd)
69分:ブルーノ・フェルナンデス(Utd)
トッテナム・ホットスパー
FW ソン、ケイン
MF ペリシッチ(89’スペンス)、ホイビュア、ビスマ(82’モウラ)、ベンタンクール(89’スキップ)、ドハーティ(82’セセニョン)
DF デイビス、ダイアー(82’サンチェス)、ロメロ
GK ロリス
sub:フォースター、ラングレ、タンガンガ、ヒル
マンチェスター・ユナイテッド
FW フェルナンデス
MF サンチョ(87’エランガ)、フレッジ、フェルナンデス、カゼミロ(87’エリクセン)、アントニー(86’マクトミネイ)
DF ショー、マルティネス、ヴァラン、ダロット
GK デヘア
sub:ヒートン、リンデロフ、マラシア、ガルナチョ、ロナウド
アウェーに弱すぎ問題
負けましたね。完膚なきまでに。数日前のマンチェスター・ユナイテッドvsニューカッスル・ユナイテッドを見て、どちらかと言えばこっちの方がやりやすそうだなと思っていたのにここまで何もできないとは。週末が一気に不安になったわ。疲労は溜まっていく一方だし。
リシャルリソンの負傷により、選ばれたのは3-5-2。まあこれはそうでしょうね。今のモウラとビスマを比較したら、ビスマに任せたくなるのはわかる。内容も伴って敗れたわけだけど、先発を間違えたとは思っていない。
ここ最近の傾向を踏襲し、積極的に前から奪いにいく姿勢で挑んだ。2トップで相手のCBにプレスをかけて、中盤の3人も出てくるのだがどうしても相手がサイドバックからサイドバックへの幅の広い展開をしてくると追い切れなくなってしまう。3-5-2でのプレスの弱点を早々に見抜かれてしまった。
さらにユナイテッドはちゃんとスパーズ対策をしてきた。自陣に運ばれると下がってブロックを作るスパーズの守備のクセをわかっていて、ミドルシュートを打ちまくり、シュートの意識が異様に高かった。そのせいもあってスパーズの最終ラインはまとまらず、怒涛の攻撃に晒された。ロリスがスーパーセーブを連発していなければ、あと4点は決まっていたかもしれない。さすがに失点の2つはノーチャンスだった。
さて思いつく問題点を挙げていきたい。まず中盤の3枚について。ビスマがなんか窮屈そうじゃないですかね。アンカーとしてバランスを取ることを第一に仕込まれているんだろうけど、ブライトンでのビスマはもっとダイナミックに動きまくる選手だった印象なのに今は中央に縛られてやりにくそう。もう少しホイビュアかベンタンクールがカバーできそうな時は前に出てもいいよっていう分担にした方が良さそうな気がした。
あと、ビルドアップが行き詰まると気が利くベンタンクールとホイビュアは両方とも下がってくるので、2トップとの距離が空いてしまい縦パスを刺せてもサポートが追いついていない。ここは改善しないとこのシステムは厳しそうだった。
それと別件でペリシッチも気になった。これは今日に限ったことじゃないんだけど、味方が最終ラインで回している頃から左サイドでオフサイドラインギリギリまで上がっているんだけど、それはポジション取りが高すぎると思う。「高い」というか「早い」かもしれない。早くに上がりすぎてペリシッチ自体の動きも止まってしまうので相手はコースを消せばそれで終わり。これまで所属していたクラブではスパーズほどビルドアップに困っていなかったからあれでも良かったんじゃないかと推察しているが、今はパスの出しどころが減ってさらに後ろが困窮するだけだ。ソンの位置にクルゼフスキやモウラのように下がったり開いたりしてボールを受けたい選手がいれば良いがそうじゃないのでバランスが悪い。ここもなんとかしたいポイントだ。
しかしあまりにもアウェーに弱すぎる。今日は立ち上がりはまあまあ良かったのに、オールド・トラフォードの雰囲気に押されてか、みるみる動きが悪くなって覇気がなくなっていった。リードされてからはボールを握ってチャンスを作っていたのに負けてしまった、ならまだ良いが、徐々に何もできなくなっていき、ボールを回されて終わるのは希望がなさすぎる。問題はなんなんですかね。メンタル面?わからん。まだ2敗目といえば聞こえはいいが、ちょっとがっくりくる敗戦だった。ま、切り替えるしかないんだけど。