2022-2023 プレミアリーグ 第21節
Fulham 0 – 1 Tottenham Hotspur
Stadium:クレイブン・コテージ
得点
45+1分:ハリー・ケイン(Spurs)
トッテナム・ホットスパー
FW ソン(76’リシャルリソン)、ケイン、クルゼフスキ(91’ビスマ)
MF ペリシッチ、ホイビュア、ベンタンクール、エメルソン
DF デイビス、ダイアー、ロメロ
GK ロリス
sub:フォースター、ラングレ、サンチェス、タンガンガ、ドハーティ、スキップ、セセニョン
フラム
FW ミトロビッチ
MF B・リード(87’ヴィニシウス)、H・リード(65’ケアニー)、ペレイラ、パリーニャ、ウィリアン(87’ウィルソン)
DF ロビンソン、リーム、ディオプ、テテ(80’ソロモン)
GK レノ
sub:ロダーウ、クルザワ、アダラビオヨ、チャロパー、ジェームス
少しずつ少しずつだよ
Tottenham Hotspurというクラブの日本語表記は揺れがちだ。トットナムだったり、トテナムだったりする。僕はトッテナムという並びが好きだからそれを採用しているが、別に正解があるわけじゃない。発音を聞いてそれをカタカナに起こした時に聞こえ方にブレがあったというだけ。メディアではスペルに対して当てるカナがルール化されている場合もあるのかも。
Fulhamも同じくらい色々あって、僕は長らくフルハムを採用してきた。たぶん昔初めて記事で見た時にそう書かれていたからだと思う。しかし最近、解説でお馴染みのベン・メイブリーさんが、Fulhamをフルハムとカナ表記するのはだいぶ違う印象があると話しているのを聞いたので、これを機にフラムに変えようと思う。長々とどうでも良い話をすみません。では本編へ。
毎年1チームは現れる突然変異の昇格組。今年はフラムがその座を射止めた。マルコ・シウバといい、エディー・ハウといい評価を高めた監督がまた新しいチームで良い仕事をしているのを見ると気持ちがいい。キックオフ前の時点で5位スパーズと6位のフラム、負ければ順位がひっくり返る。
組織としてのスパーズは、まだまだ大いに課題がある感じだった。せっかくボランチがボールを引き出しても高確率で後ろに下げてしまうのは、前線の動き出しがないからなのか、前を向かないから前線が動かないのかなんなんでしょう。何度も今ターン出来たのにと思う場面があったよ。
ボールを持つ時間が長くてもチャンスは作れず、逆にフラムはミトロビッチ目掛けて蹴るだけでなんとなくの形が出来てしまうのは強い。まあこちらも結局はケインが存在しなかったはずのシュートコースに蹴り込んで決めてしまうのだから同じようなものだろうけど。
リードしてからは攻め込まれるばかりの面白くない展開が続いたが、個人個人の懸命さは伝わってくる。本当に良くない時は走っても戦ってもいない時だから、それに比べれば最低限は出来ている。コンテがここがスタートだと語っていたのには、こういう意味もあるんじゃないだろうか。
クリーンシートを達成したのは嬉しいが、手放しに喜ぶのは違うかな。ただ失点しないように引きこもれば、どんなチームでもそれなりに守れてしまうもの。追加点を狙いながら守れるようにならないと安定して勝点は重ねていけないし、何より見ていてもやっていてもストレスが溜まっていく。疲れると、長丁場で戦えない。
今日負ければ次のシティ戦も含めて大連敗していた可能性もあるわけで、ひとまず3ポイント取れてほっとした。移籍市場だったりコンテの契約問題だったり何かと騒がしいが、ピッチに立つ選手たちは集中しているようで頼もしいね。褒めて伸ばしていこうじゃないか、珍しくよかったよ!エメルソン!