2022-2023 プレミアリーグ 第23節
Leicester City 4 – 1 Tottenham Hotspur
Stadium:キング・パワー・スタジアム
得点
14分:ロドリゴ・ベンタンクール(Spurs)
23分:ナンパリス・メンディ(Foxes)
25分:ジェームズ・マディソン(Foxes)
45+4分:ケレチ・イヘアナチョ(Foxes)
81分:ハーベイ・バーンズ(Foxes)
トッテナム・ホットスパー
FW ソン、ケイン、クルゼフスキ(79’ダンジュマ)
MF ペリシッチ(75’リシャルリソン)、ホイビュア、ベンタンクール(65’サール)、ポロ(75’エメルソン)
DF デイビス、ダイアー、タンガンガ(75’サンチェス)
GK フォースター
sub:オースティン、ラングレ、スキップ、モウラ
レスター・シティ
FW イヘアナチョ(77’ヴァーディ)
MF バーンズ、メンディ(69’エンディディ)、マディソン(88’ペレイラ)、ホール、テテ(77’プラート)
DF クリスティアンセン、ファエス、ソーター、カスターニュ
GK ウォード
sub:イペルソン、ソユンジュ、アマーティ、トーマス、ダカ
3歩進んで3歩下がる
公式戦3連勝、3試合連続クリーンシート、からの大敗。まあそんなもんですよね。ずっとパッとしない試合内容でシーズンを戦ってきて、それがちょっとよくなったからって上向きのサイクルに入ったなんていうのは勘違いだよね。じゃあいつ安定した強さを手にするんだって話なんだけどさ。
シティに見事な勝利を収めた代償は大きかった。ロリスが負傷で2ヶ月ほどの離脱となり、関係あるのかはわからないが同じタイミングでビスマとセセニョンの離脱も発表された。いずれもそれなりに長い。せっかくスカッドに厚みが出てきたと思ったのに。
出場停止のロメロに代わって右センターバックに入ったのは、サンチェスではなくタンガンガだった。これはどういう意図なんだろうか。推測するにどっちもレベル感や信頼感は変わらないから、それならより若いイングランド人優先ということなのかな。ちょっと前に出場機会がないことを嘆くサンチェスの記事が出ていたけど、6番目になっているなんて残念無念。
それからペドロ・ポロがデビューを飾った。加入するや否やエメルソンがハイパフォーマンスを見せていたのでどうなることかと思えば、あっさりと先発で出してきた。チームの出来も良くなかったので難しいところではあるけれど、思うようなデビュー戦にはならなかったんじゃないかな。突破にかかる時の体の軽さはエメルソンやドハーティに比べて可能性を感じる。なんかちょっとランプティに似てる。ただ守備の面で目測を誤ってインターセプトに失敗する場面も何度か見られピンチを招いてしまっていた。次がんばってください。
先制するまでは最近のエネルギーを継続できていると思ったのに、一気にバラバラになってしまった。一体感のない前線のプレスは脅威にならず、ビルドアップを引っ掛けられては一発のパスをイヘアナチョに入れられて同じ形で2失点もしてしまった。集中力を欠くとすぐにこうなってしまう。出来る様になった部分がまた出来なくなってしまうのは面白くない。積み重なっている気がしないのよ。
そんな中で泣きっ面に蜂、ベンタンクールが大きな負傷をしてしまった。まだクラブからの正式発表ではないが、聞こえてくるところによるとシーズン絶望らしい。中盤は5人いたとはいえ、ホイビュアとベンタンクールのレベルと他の3人は大きな差がある。しかもビスマの離脱が決まった直後であり、少し前にはサールとスキップのどちらをレンタルに出すかを悩んでいたはずなのに、あっという間に3人しかいなくなった。
監督からするとピンチだが、スキップとサールにとっては大きなチャンスだ。下手にレンタルに出るよりもよっぽど大きな経験が積める。むしろこれを活かせなければスパーズでの未来はないかもしれない。そんな覚悟でやってほしい。いつまでも適応に悩んでいるビスマの帰ってくる席を奪ってしまえ。
ずーっとFWの離脱が頭痛の種だったのに、そっちが戻ってきたところで、ロリス、ベンタンクール、ビスマ、セセニョンだ。人生はうまくいかないものよ。でもね、それを理由にはしたくないくらい今日の試合は酷かったから、ちゃんと受け止めて行くべきだ。ロリスなら止めていたかもしれないという失点はあったが、それは敗因じゃないはずだよ。