2022-2023 UEFAチャンピオンズリーグ ラウンド16 ファーストレグ
AC Milan 1 – 0 Tottenham Hotspur
Stadium:サン・シーロ
得点
7分:ブラヒム・ディアス(ACM)
トッテナム・ホットスパー
FW ソン(81’ダンジュマ)、ケイン、クルゼフスキ(70’リシャルリソン)
MF ペリシッチ、サール、スキップ、エメルソン
DF ラングレ(81’デイビス)、ダイアー、ロメロ
GK フォースター
sub:オースティン、ホワイトマン、サンチェス、タンガンガ、ポロ、ディバイン、モウラ
ACミラン
FW レオン(91’レビッチ)、ジルー、ディアス(77’デケテラール)
MF エルナンデス、トナリ(86’ポベガ)、クルニッチ、サーレマーカス(77’メッシアス)
DF チャウ、ケアー、カルル
GK タタルサヌ
sub:ミランテ、ナバ、カラブリア、トゥーレ、ガッビア、オリギ
失点以外はこんなもん
何度聞いてもチャンピオンズリーグアンセムには高揚するね。舞台はイタリア、サンシーロ。ミランはCLに出場するのは9年ぶりだそう。低迷していたことは知っていたけど、そんなに長かったとは。昨年はセリエAを制したが、直近は調子を落としているらしい。スパーズも好調とはいえない上に離脱者が多い。慎重にはなってしまう。
アウェーながらハイプレスで気合を入れて立ち向かったのは良いことだと思う。ミランはラファエル・レオンの個人技が強烈なこと以外は試合を通じてもそこまで怖くはなかった。まあ決定機はミランの方が全然多かったし、負けたから強がりみたいになっちゃうけどね。ロングボール一本にロメロが競り負けたことで失点してしまったのは厳しかった。狙っていてもそうそう上手く行くもんじゃない。運が悪かったなっていう面とホイビュア、ベンタンクールだったら戻って中のケアを出来たのかなって少し思ってしまった。
本日の注目はダブルボランチ、中盤の選手が上から抜けたことで、CLの大舞台でスキップとサールの組み合わせは率直に言って不安である。若いだけでなくほとんど出番がないので試合勘もない。ただ文句を言っても起用しない限り経験も積めないので信じて行くしかない。残りのシーズンはホイビュアと入れて3人で回すしかないから。
そんな心配を吹き飛ばすくらい、堂々たるパフォーマンスだったと言っていいでしょう。立ち上がりは若干落ち着きがなさそうだったけど、時間と共に自信を付けて質が上がっていった。いつもの2人に比べると、攻撃時にペナルティエリアに入って厚みを出すような動きは見られなかったが、これはリスクを冒し過ぎないように支持されていた可能性もあるからなんとも言えないね。追いかけているのにいつものWBにアタッカーを置く采配を切らなかったし、ジルーとレオンが常にカウンターを狙っていたから。アウェーで1点差の負けは許容範囲だったのかも。
中盤の4番手5番の奮闘に比べ、攻撃陣は物足りない。ソンとクルゼフスキは局面を変えるようなプレーはできず、ケインは孤軍奮闘するばかり。割と自由に動き回ってコンディションの良さを見せるエメルソンに対して、ワイドに張る以外の選択肢がないペリシッチが気になる。相手もウイングバックがいて大外にマークつけちゃうんだから、開いて待っていても狙われるだけじゃないのかい。
次まで時間はあるけれど、多分戻ってくのはホイビュアだけなので、これ以上減っていないことを願うばかりだ。ホームで1点差なら全然可能性はある。悲観する必要はないね。