2022-2023 プレミアリーグ 第25節
Tottenham Hotspur 2 – 0 Chelsea
Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:69勝26敗8分(勝率:66%)
得点
46分:オリバー・スキップ(Spurs)
82分:ハリー・ケイン(Spurs)
トッテナム・ホットスパー
FW リシャルリソン(89’ポロ)、ケイン、クルゼフスキ(79’ソン)
MF デイビス、ホイビュア、スキップ、エメルソン
DF ラングレ、ダイアー、ロメロ
GK フォースター
sub:オースティン、サンチェス、タンガンガ、ペリシッチ、モウラ、ダンジュマ
チェルシー
FW ハヴァーツ
MF スターリング(83’ムドリク)、フェルナンデス、フェリックス(83’オーバメヤン)、ロフタスチーク(62’ザカリア)、ジエフ(62’マウント)
DF チルウェル、クリバリ、シウバ(19’フォファナ)、ジェームズ
GK ケパ
sub:ベッティネリ、バディアシル、ギャラガー、マドゥエケ
補強が足りなかったんじゃないですかねえ
シーズンの開幕期を彩った因縁の対決が帰ってきた。コンテとトゥヘルの揉め事はいい思い出だね。半年ぶりに再会したら、お互い違う指揮官がベンチにいるし、キーパーも変わっている。チェルシーのサポーターが一番ライバル視しているクラブはスパーズなんですって、そりゃ知らなかった。2番目でごめんよ。
今季のチェルシーはとにかく話題が豊富だ。オーナーが代わって監督もスタメンも総入れ替えできるほどの異常な補強を行った挙げ句、全く勝てていないのだからおもしろいねえ、普段は飲まない酒が進む。
ホームということもありハイプレスで勢いよく試合に入る。リシャルリソンがいると守備の強度が一段階上がる気がする。ソンも実績と年齢の割にはちゃんと守備をする方だと思っていたが、コースの切り方やボールを奪い切れるところがリシャルリソンは違う。あとは早めに得点に直結するプレーが欲しいね。
不調だとは聞いていたが、どうせチェルシーとリヴァプールはうちとやる時だけは見違えたような戦いを見せてくるんだろうなと思っていた。疑ってごめん。ちゃんと評判通りだった。
得点力不足というのはこの試合を見ただけでもわかる。ボールを持つ選手が顔をあげても、ボールを受けようとする選手がいない。行き詰まっていることに気が付いたところでやっと動き出すが、そもそもどうやってチャンスを作るのかというイメージが共有できていないので、パスをもらった次の選手で同じようにプレーが止まっていた。悪い時の自分たちを見ているかのようで、正直同情しちゃうよ。
守備もなんかおかしい。前から来そうな雰囲気はあってもラングレのところが常に空いていて時間が作れてしまう。解説の人がスパーズはビルドアップが上手くいっていないという趣旨の発言を何度かしていたが、今までのもっと酷い時を見ているせいで、個人的にはやれている方だと思ってしまった。エメルソンが内側でいい立ち位置をとっていたり、スキップが縦パスを刺したりしてたじゃん、って。
苦手な相手にこの快勝は気分がいい。しかも引くほどの補強に対してアカデミー出身の0円補強で2ゴールだからなおさら。チェルシーの新オーナーさんはもっと補強をしたほうがいいんじゃないでしょうか。助言させていただきますね。
消化試合数にばらつきはあれど、4位に踏みとどまっている。勝率100%のステッリーニ監督代行には満足しているが、そろそろコンテが帰ってくる。ここで変な負け方をして余計な波風を立てないようにこの状態を維持してほしい。3月は全勝を狙っていきたい。