[PL]第28節 サウサンプトン vs トッテナム・ホットスパー

2022-2023 プレミアリーグ 第28節

Southampton 3 – 3 Tottenham Hotspur 

Stadium:セント・メリーズ・スタジアム

得点
45+1分:ペドロ・ポロ(Spurs)
46分:チェ・アダムス(Saints)
65分:ハリー・ケイン(Spurs)
74分:イヴァン・ペリシッチ(Spurs)
77分:セオ・ウォルコット(Saints)
93分:ジェームズ・ウォード=プラウズ(Saints)

トッテナム・ホットスパー
FW ソン、ケイン、リシャルリソン(5’クルゼフスキ(86’サール))
MF デイビス(37’ペリシッチ)、ホイビュア、スキップ、ポロ(86’エメルソン)
DF ラングレ、ダイアー、ロメロ
GK フォースター
sub:オースティン、サンチェス、タンガンガ、モウラ、ダンジュマ

サウサンプトン
FW アダムス(70’アルカラス)、ウォルコット
MF アームストロング(70’マラ)、ウォード=プラウズ、ラビア、エルユヌシ(70’スレマナ)
DF ペロー、コチャプ(8’サリス)、ベドナレク(34’ナイルズ)、ウォーカー=ピータース
GK バズヌ
sub:マッカーシー、ディアロ、アームストロング、オヌアチュ

うちのクラブはボロボロです

 もうね、雰囲気が良くないのは今に始まった事じゃないんですけどね。それにしてもまずい。例年にも増して熾烈な残留争いの中でも降格候補筆頭に挙げられるサウサンプトンに対し、2点のリードを守りきれずに負けにも等しい引き分け劇を演じたおかげで、ついにコンテがキレてしまった。内容はスパーズジャパンさんの翻訳記事を見てください。なぜか4位を維持しているのも試合数が理由だと思われるのでそれすらも時間の問題で、ここからさらに悪くなる見込みすらある。さてさてどうしたものか。

 ほとんどクラブ批判と言える発言だった。クラブの20年間を、現在所属している選手たちを思いっきり否定するような内容だった。ただ悲しいかな。そんな事ないだろ!と強く言えない自分もいる。それを改善していくのが監督の仕事じゃないのかという面もあるとはいえ。

 「私の目には自分のためだけにプレーしている11人が映っている」

 ウォーミングアップ中の負傷を押して強行出場したくせに開始5分で交代を要求するリシャルリソンにも、クラブを強くするには我慢と時間が必要だ、という割に来年以降も残る気のないコンテにも同じことが言える。でもじゃあお前にいう資格があるのかという方向に持っていくのは逃げだと思う。コンテにはコンテの問題があるが、クラブを見て言っていることが的外れなようには思えないから別のこととして考えていこうよ。

 前述のコンテの発言が具体的にどういう意味で言ったのかはわからない。リシャルリソンの件は当てはまるかもしれないが、全体についての発言だったからねこれは。槍玉にあげて申し訳ないが、モウラが出ている時なんか見ていると、守備の甘さが目に付くし、どうせ奪えないから適当に寄せておこうという気持ちが見えるので文句の一つも言いたくはなるが、今日出ていたメンバーにはそこまであからさまなものはないと思う。チームとして最下位の攻撃を押し返せないとか、スタメンのCBがいなくなっても勝ちきれないとかはあるのだけど。

 何よりこの発言が何をもたらすのか、何を期待して言ったのかが気にかかる。果たして公の場でクラブや選手を批判したことで、チームが劇的に強くなった例がこれまであるのだろうか。良い方向に転がった事例を1つも知らない。上層部も選手もコンテに不信感を持ち、コンテは不満を募らせるだけ。本当にクラブのために言ってくれたのか、それとも自らの結果に対する言い訳や解任への誘導のために言ったのかによっても違うしね。今や毎日のように新しい後任候補の名前を見ている気がするよ。

 まあコンテが不満を抱いていたことは周知の事実だったとはいえ、それを爆発させてしまったのだから、普通に考えてこの先チーム状況が好転するとは思えない。もはや解任までのカウントダウンは始まったのかもね。シーズン後までは待つと思っていたのだけど。となればまたケインの契約問題が次の話題だ。本格的にチームの作り直しを考えることになるんだろうか。明るい話題が欲しいものだね。

2022-2023シーズン 試合結果一覧

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