[PL]第29節 エヴァートン vs トッテナム・ホットスパー

2022-2023 プレミアリーグ 第29節

Everton 1 –1 Tottenham Hotspur 

Stadium:グディソン・パーク

得点
68分:ハリー・ケイン(Spurs)
90分:マイケル・キーン(Toffees)

トッテナム・ホットスパー
FW ソン(82’モウラ)、ケイン、クルゼフスキ
MF ペリシッチ、ホイビュア、スキップ、ポロ
DF ラングレ(77’サンチェス)、ダイアー、ロメロ
GK ロリス
sub:フォースター、オースティン、タンガンガ、サール、ディヴァイン、マンドル、ダンジュマ

エヴァートン
FW ドゥクレ、グレイ(76’シムズ)
MF マクニール、オナナ(83’デイビス)、ゲイエ(84’ガーナー)、イウォビ
DF ゴッドフレイ、キーン、ターコウスキ、コールマン(76’ミコレンコ)
GK ピックフォード
sub:ベゴビッチ、ホルゲイト、ミナ、コーディ、モペー

むしろこの調子で行けって思う

 あるがままの感情をぶちまけてくれたコンテとは袂を分ち、ひとまずは暫定監督の元でシーズンを走ることになった。1シーズンに12,13人の監督がが解任になるという記録的なシーズンになっているらしく、当然のようにエヴァートンも監督が変わっている。新監督はショーン・ダイシ。昨年までバーンリーを長く率いていた人だ。

 そのダイシ就任以降、戦う集団に変わっているエヴァートンは今日も立ち上がりから全開で向かってきた。勢いよく試合に入るチームにはいつも苦戦するスパーズは何の驚きもなくいつも通りだった。

 あのですね、これはおかしいんですよ。戦うスピリットが欠けていると、散々コンテに言われたい放題し、選手もそれに不満を溜めたというのが一連の報道で聞いた流れだが、完全のコンテの言っていたことを証明するような試合だった。新監督になって心機一転、解任ブーストのかけらも見えないチームがあっていいのか。

 ステッリーニもステッリーニで先発の選考から戦い方まで、特に新しいものは見つからなかった。キャプテン・ロリスが戻っては来たが、いない間にフォースターに見慣れた我々にはロリスの不安定なビルドアップが怖くて仕方がなかった。なぜ守備陣はハマっているエヴァートンのプレスへの対応策も思いつかないのに繋ぐことに拘ってボールを失うのだろう。全然わからないよ。

 切り替えという切り替えが遅く、技術的な局面以外はほとんど負けていたと言っても過言ではない。監督を追いやった直後にこの体たらくで今後向上する希望なんて見えてこないね。こんな試合をマシなものにするべく思いついたのは相手に喧嘩をふっかけて退場に追いやることなんだから情けない。レッドカードにPKまで頂いたのに、2試合連続で途中交代の選手が試合を壊し、同じように勝ち点を失った。何にも変わっていないじゃないか。

 せめて今日の試合では、上手くいかなくても自分はこういうスタンスでいくんだ、というものをステッリーニには見せて欲しかった。それがないなら本当に残りは消化試合になってしまう。いや、それがあっても特に意味はないのかな。よくなりそうだから続投ってこともないだろうし。

 もういっそのこと、いくところまで行けばいいとすら思ってきた。ポチェッティーノの終末期から、明らかにチームにはヒビが入っていたのに、モウリーニョやコンテという超一流の監督が崩壊させないようにギリギリで繋いできての現状なんだ。彼らで無理ならきっと立て直すというのは不可能なのだろう。ならステッリーニにはとことんチームをぶっ壊してもらって5月には更地になっているくらいがいい。そうなればケインは出ていくんだろうけど、今の土台の上で頑張っても立派な城は築けそうにない。

2022-2023シーズン 試合結果一覧

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