2023-2024 プレミアリーグ 第19節
Brighton & Hove Albion 4 – 2 Tottenham Hotspur
Stadium: アメックス・スタジアム
得点
11分:ジャック・ヒンシェルウッド(Seagulls)
23分:ジョアン・ペドロ(Seagulls)
63分:ペルビス・エストゥピニャン(Seagulls)
75分:ジョアン・ペドロ(Seagulls)
81分:アレホ・ベリス(Spurs)
85分:ベン・デイビス(Spurs)
トッテナム・ホットスパー
FW ソン、リシャルリソン(65’ヒル)、ジョンソン(70’ベリス)
MF クルゼフスキ、ホイビュア、サール(65’ロチェルソ)
DF ウドギ、デイビス、エメルソン、ポロ
GK ヴィカーリオ
sub:フォースター、ダイアー、フィリップス、ドリントン、アロンソ、ドンリー
ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン
FW ウェルベック(68’ファーガソン)
MF ミルナー(68’モデル)、グロス、ペドロ(93’ララーナ)、ギルモア、ブオナノッテ(59’バレバ)
DF イゴール(46’エストゥピニャン)、ダンク、ファンヘッケ、ヒンシェルウッド
GK スティール
sub:フェルブルッフェン、ダフード、ボアイテイ、バーリントン
エネルギーが足りていない
年内も残り2試合、いや1.5試合となりました。個人的には31日の試合はリアルタイムで見られないので、この試合が2023年のスパーズ納めとなります。前節からウドギが復帰したものの、ロメロが1ヶ月の離脱となり、さらにスキップの謎の不在でまた1段と層が薄くなってしまった。ちなみにブライトンもそれなりに主力がいない。特にサイドバックとウイングが重点的に欠けていてこちらも大変そうだ。
共にボールポゼッションを重視する攻撃サッカーということで、面白い試合展開になるだろうとは思われていた。スコアで見ると4-2であり、期待に応えたと錯覚するが、実際は点差が開いていた時間が長く緊張感は続かなかった。まあ、ブライトンファンは楽しかっただろうけど。
そこそこブライトンの試合も見てきたが、苦戦している試合は主に2つのパターンだと思っている。1つは相手が引いて守ってボールを持たされている場合だ。デゼルビ戦術はボールを後ろで持って相手を引き出してからの擬似カウンターが一つの形だが、さすがに対戦相手もわかってきたので、放っておいて守備を固めるケースが増えてきた。そして困っているところを中盤で奪ってカウンターにやられる。よく見た展開がこれ。
もう1つは格上のクラブとの真っ向勝負でハイプレスを掛け合って、単純に質で負ける場合。ポステコグルーが相手を見て守備戦術を取るとは思えないので、スパーズが勝つならこっちのパターンしかない。しかし今日は立ち上がりから体が重く、ミスも散見され完敗に終わった。むしろ強度や精度が低めなのにハイラインポゼッション型のチームなんてブライトンの大好物のようなものだ。まさにスコアは妥当だったと言えるし、なんならヴィカーリオの孤軍奮闘がなければ、あと4点は決められていた。
戦術的に気になった点は一応ある。例えばセンターバックがボールを持っている時に、いつもならウドギやサールがサイドに開いてボールを運ぶのに、今日はそれがほとんどなくて、ビルドアップが詰まっていたのに改善されていなかったことと。理由は明確に言えないんだけど、こちらのハイプレスがハマっていないのに続けるので、ブライトンの狙い通り引きつけてロングボールで裏を狙う形に苦慮していたこと。
でもその辺を差し置いても、そもそも体力的な限界がきていることが見て取れた。離脱者が多いと11月から嘆いているが、いない選手はいつも同じで戻ってきてもすぐにいなくなるので、頑張っている選手の負荷は増すばかりだ。特にポロとクルゼフスキには敬服するね。次点でデイビスにも。まだ元気な時期ですら、90分フルスロットルでは戦えない戦術だったのに、固定メンバーで週2で戦っていれば、そりゃ回復は追いつかなくなる。筋肉系の怪我がないことはそれだけで立派な才能だよ。
次は中2日でボーンマス。開幕から結果が出ずにいたが、ついに歯車が噛み合ってきたらしく、直近7試合無敗です。なぜエヴァートンといいこういう時期に当たるのだ。
2023年も愛読いただきましてありがとうございました。年始は色々あってボーンマス戦をいつ見られるのか、記事はいつ書けるのかわかりませんが、次の試合までにはなんとかということでお許しください。では良いお年を。