2024-2025 プレミアリーグ 第8節
Tottenham Hotspur 4 – 1 West Ham United
Stadium：トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴：90勝36敗10分(勝率：66%)
得点
１８分：モハメド・クドゥス(Hammers)
３６分：デヤン・クルゼフスキ(Spurs)
５２分：イヴ・ビスマ(Spurs)
５５分：アルフォンソ・アレオラ(OG)(Spurs)
６０分：ソン・フンミン(Spurs)
トッテナム・ホットスパー
FW ソン(70’ヴェルナー)、ソランケ(80’リシャルリソン)、ジョンソン
MF マディソン(46’サール)、ビスマ(80’ベンタンクール)、クルゼフスキ
DF ウドギ(88’グレイ)、ファンデフェン、ロメロ、ポロ
GK ヴィカーリオ
sub：フォースター、ドラグシン、ペリヴァル、ムーア
ウェストハム・ユナイテッド
FW アントニオ(61’サマービル)
MF クドゥス、ソーチュク(61’ソレール)、パケタ(61’アルバレス)、ロドリゲス(71’マブロパノス)、ボーウェン
DF パルミエリ、キルマン、トディボ、ワンビサカ
GK アレオラ
sub：ファビアンスキ、クレスウェル、ツォウファル、ギリェルメ、イングス
よかったけど満足はしたくないな
ブライトン戦の前半までは最高の時間だったのに、後半の45分のせいでモヤモヤとした2週間を過ごしていた皆さんお久しぶりです。今シーズンはここまで一貫して、内容に伴った結果が得られていないなっていう感覚があるおかげで、次の試合が来る時には今日は勝てるぞって思っていられるのは良いことですよね気持ち的に。
前節からの変更は負傷から戻って来たソンとビスマのところ。ベンチにDF登録の選手が1人しかいなくなったことには驚いたけど、スペンスは軽い負傷だったらしい。だとしてもデイビスではなくグレイの万能性に託そうとするあたりが、常に攻撃的な選択をすると言っていたポステコグルーらしさです。
今年はウェストハムは強そうだと開幕前から思っていて、順位予想でも躍進するだろうと言った記憶がある。相変わらず厄介といえば厄介なんだけど、なんか勿体無いチームだった。監督を変えてもスタンスは変わっていないように見える。深めな位置で守備をして、アントニオのキープ力とボーウェンの推進力でカウンターを打つやり方はここ数シーズンずっと同じだ。テクニカルな選手も揃っているだけにもう少し主体的なスタイルの伸び代もあると思うんだけどな。
と、偉そうなことを言っては見たけれど、余裕を持って勝てたとは思っていない。後半の立ち上がりにウェストハムが崩れ、スパーズが畳み掛けの3ゴールを奪えた時間がなければもっと拮抗していた可能性はある。4-1というスコアながらそんな感想を抱いているのは、4点目を取ってからの時間にある。あそこでペースを落とすのはポステコグルーの意向と違うんじゃなかろうか。
2点差は安泰じゃないと学んだ直後なので、3点目を奪いに行き奪えたことは良かったが、3点差になってから明らかに気が緩みプレー強度が落ちた。30分は残されていたことで、ウェストハムの選手はまだ希望を持って攻めて来ていたので、1点取られれればまた恐怖の2点差となってしまう状況ではスイッチを切ってほしくない。試合を通じてのペース配分が必要なのはわかるが、ボールを持って時間を進める方法を模索してほしい。相手にボールを渡してしまうのは危なすぎる。仮に2点差に詰め寄られ、相手の勢いが増した時に再びギアを上げて主導権を奪い返しに行くのは近年とても苦手としているところなのだから。
そういえば話は変わるけど、マディソンを変えてサールを入れたハーフタイムの采配はすごかったよね。絶対に負傷だと思っていたのに、あとで聞けば戦術的な交代だったようで、ありゃ驚いた。試合を見返したりはしていないから、前半のどこに問題を感じていたのかはイマイチわかっていないが、負けているわけでも押されているわけでもないシチュエーションでマディソンを下げる勇気があり、そしてそれが結果的に見事に的中したのだから参りました。
終盤は余裕がありながら、ムーアやペリヴァルではない手堅い交代をしていたのは、ヨーロッパリーグがあるからだろうね。ここで変に自信をなくさせる必要もないから悪くないと思うよ。そして自信といえば、僕はヴェルナーが心配だよ。ちょっと前はシュートだけがトラウマになっている感じだったのに、今日はボールがくれば不安定で何もかもうまくいかない感じだった。きっとヨーロッパリーグでは出るだろうから、何かきっかけを掴んでほしい。戦力がどうこうという前に仲間として心配だから。
