2024-2025 プレミアリーグ 第12節
Manchester City 0 – 4 Tottenham Hotspur
Stadium：エティハド・スタジアム
得点
１３分：ジェームズ・マディソン(Spurs)
２０分：ジェームズ・マディソン(Spurs)
５２分：ペドロ・ポロ(Spurs)
９０+３分：ブレナン・ジョンソン(Spurs)
トッテナム・ホットスパー
FW ソン (63’ジョンソン)、ソランケ、クルゼフスキ
MF マディソン(90’ベリヴァル)、ビスマ、サール(90’ヴェルナー)
DF ウドギ(90’スペンス)、デイビス、ドラグシン、ポロ
GK ヴィカーリオ
sub：フォースター、ハーディ、グレイ、オルセシ、ランクシャー
マンチェスター・シティ
FW フォーデン、ハーランド、サビオ(74’グリーリッシュ)
MF シウバ、ギュンドアン、ルイス(74’デブライネ)
DF グヴァルディオル、アカンジ、ストーンズ(46’アケ)、ウォーカー
GK エデルソン
sub：オルテガ、シンプソンビュシー、ヌネス、ライト、オライリー、マカティ
どうした！？シティ
年内最後の中断が明けた。ここからスパーズは怒涛の連戦が始まる。なんとこれから年末までは当たり前のように週2の試合が組まれている。5週間とちょっとしかないのに11試合だ。これはサッカー界から日程に対する苦言が出てくるのもよくわかる。応援するだけの我々も体調に気をつけながらついていきましょう。僕はいま風邪を引いて鼻をすすりながらこれを書いています。つらい。
両者ともに怪我人が多い。グアルディオラ監督キャリア初の公式戦4連敗が話題になっていて、それの始まりはスパーズ戦だったが、あの時よりはシティは戻ってきている人がいる。スパーズはあまり変わらずだ。去年のこの時期に対戦した時はスパーズはボロボロで、ちょうどポステコグルーが4サイドバックシステムを発明していたあたりだった。エメルソンとデイビスでセンターバックを組みながら3-3で引き分けに持ち込んだ試合だ。
開始10分まではシティペース。15秒でビスマがいらないイエローカードを貰ったことで厳しい試合になりそうな雰囲気がしていた。ビスマは出れば必ずと言っていいほどにカードをもらう癖を直した方がいい。いつもヒヤヒヤしながらのプレーは見たくないよ。
この試合、良かったと思うポイントが2つある。まずは先制点にも繋がったドラグシンのフィードに代表されるように、長いボールがいつもより多かった。とはいえビルドアップを諦めたわけじゃない。意図的に長いボールを混ぜることで効果的な攻撃ができていた。特にシティはラインの高いチームなので適度に裏を狙っていくのは効いていた。これまではロングボールを蹴る時もソランケの手前に落ちるようなやや短いものが多かったけど、それだと受け手が競り負けた時に相手にとってはカウンターのチャンスボールになってしまう。例えば今日の先制のシーンのボールなら、クルゼフスキに通らなくても守備の準備を整えられる。さらにロングボールを上手に使えれば、相手のハイプレスの牽制にもなる。今日だけにならないといいね。
あとはポロのゴールシーンのようにカウンターの場面で前に走る選手が増えたところ。今のところは対シティというビッグマッチが故に気合が入っていたのだと思っている。これもさっきのロングボールと同じでいつどんな試合でもできるようになりたい。そうすればどんなチームにも通用するのに、相手次第で気を緩めてしまうのなら意味がないから。不調とはいえシティ相手にこれだけできるのに本当にもったいない。
しかしながらマンチェスター・シティ。あまりにもらしくなかったですよね。数週間前にカップ戦で戦った時には、若手を多く起用しながらも機械のように正確にパスを繋ぐのを見て、やはり強いなと思っていたのに今日はあまりにもイージーなミスが多かった。シティがここまでなんでもないパスをずらすのは見たことがない。まるで酷い時の自分たちを見ているようだった。やっぱりグアルディオラのチームにも血が通っているんだね。少しだけホッとするよ。
ここまで戦績は期待していたほどではないが、リヴァプール以外はどこもそんな感じなので何故か6位に浮上したし、2位のシティまでは4ポイント差しかないらしい。正直、18位のイプスウィッチと同じ5敗ながらここにいるのは不思議な感じがするが、どうやら下を向きすぎる必要はないらしい。ただし僕らはトッテナム、大抵こんな大勝利のあとはまた無気力な敗戦が待っていたりする。成長しているだろうと思いつつ6勝5敗1分けという、ほぼイーブンな成績を胸に刻んで謙虚な気持ちで次に向かおう。
