2024-2025 ヨーロッパリーグ 第5節
Tottenham Hotspur 2 – 2 ASRoma
Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:93勝37敗11分(勝率:66%)
得点
5分:ソン・フンミン(Spurs)
20分:エヴァン・エンディカ(Roma)
33分:ブレナン・ジョンソン(Spurs)
90+2分:マッツ・フンメルス(Roma)
トッテナム・ホットスパー
FW ソン(78’ヴェルナー)、ソランケ、ジョンソン(69’マディソン)
MF サール(69’ビスマ)、ベンタンクール(78’ベリヴァル)、クルゼフスキ
DF グレイ、デイビス、ドラグシン、ポロ
GK フォースター
sub:オースティン、ホワイトマン、ウドギ、キング、ハーディ、オルセシ、バーネット
ボールを失いすぎかな
未だ新スタイルのヨーロッパ大会のレギュレーションがよくわかっていませんでした。少し調べたところ、このリーグフェーズは36チーム中上位8チームは決勝トーナメントに進出となり、9位から24位までは決勝トーナメントを賭けたプレーオフに回るようです。25位以下は敗退で今までのようにCLから落ちてくる方式ではありません。
今節対戦前時点で、スパーズは7位、ローマは20位。リーグフェーズで対戦する8チームのうち最もネームバリューがあるのがローマということで認識あっています?というわけで過密日程かつ離脱者が多い中でも、しっかりとスタメンから選手を揃えることになりました。ちなみにローマはセリエAでも調子は上がらず12位に沈んでいて、今期早くも2度目の監督交代を行ったばかりだそう。
少しラッキーな形で先制はしたものの、全体的には良かったとは言い難い。どこかおとなしくエネルギーも控えめで、あっさりボールを失う場面が多かったように思う。その中でもクルゼフスキは段違いの存在感だったけど。なんかもう関わればチャンスを生み出すような凄みが今のクルゼフスキにはあるよね。ウイングの仕掛けを肝としているはずのポステコグルーのサッカーで、ソンもジョンソンも効果的な仕掛けは出来ていないのに、2点取れたのはいずれもクルゼフスキの強さや上手さからだった。
どこまで求めるべきか悩みつつなんだけど、左サイドバックに入ったグレイの立ち位置がよくない。早めにボランチの場所に移動するので中央に人が詰まりサイドにいなくなる。サールが気を効かせて左サイドに降りていたが、あの役割ならグレイがそのままやった方が失った後に戻る距離を考えても効率が良いのではないだろうか。ただこれはグレイだけじゃなくてポロも同じ。ただしいつもはウドギが左で下がってバランスを取ってくれるから右サイドで運べない部分が目立たないだけで、今日のように両サイド絞ってしまうとボール運びが苦しくなるようなとは思った。
それにしてもラニエリはよくスパーズの弱点を研究してきたね。スリーバックで始まり、センターバックへのプレッシャーでスパーズの攻撃を抑制して、ボールを握れるようになったら徹底的にサイドチェンジで揺さぶってファーサイドを狙ってきた。そしてセットプレーで2発。あまりにも教科書通りにやられたよ。コーナーの度にもれなく相手にシュートまで行かれているようじゃそりゃ失点するわな。問題はそこじゃないってポステコグルーは言うのだけども。
気持ち的には負けたような引き分けだけど、あと3試合で取り返せばいいからもう次に切り替えよう。プレミアリーグではもう十分すぎるほど勝ち点を落としてきたから、同じように落とすわけにはいかないのでね。日曜から8日間でフラム、ボーンマス、チェルシーと続く。曲者揃いではあるもののシティにあの試合が出来るのが我々なのだから、自信を持っていいはずだ。少なくとも向こうもスパーズを見て、厄介な相手だと思っているはずだ。