[2018W杯]グループC:3節 フランス vs デンマーク

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2018W杯:グループC:3節 フランス vs デンマーク

France 0 – 0 Denmark

Stadium:ルジニキ・スタジアム

得点
なし

フランス
マンダンダ、シディベ、ヴァラン、キンペンペ、エルナンデス(50’メンディ)、デンベレ(78’ムバッペ)、カンテ、グリーズマン(68’フェキル)、エンソンジ、レマー、ジルー

デンマーク
シュマイケル、ダルスゴーア、ケアー、ヨルゲンセン、ストリガーラーセン、ブライトパイデ、クリステンセン、エリクセン、デラネイ(92’レラガー)、シスト(60’フィッシャー)、コーネリウス(75’ドルベリ)

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無理せずに決勝トーナメントへ

突破の決まっているフランスはメンバーを大幅に入れ替えてこの試合に臨みます。にしてもそれでも豪華なメンバー。ヨーロッパで注目される若手たちのオールスターみたいな構成です。デンマークは出場停止のポウルセンを始め、何人か入れ替わっていますが、勝ちに行く布陣でした。引き分け以上で決勝トーナメントに進出、負ければペルーvsオーストラリアの結果次第ということになります。

まあよく言えば、状況を考えた大人な試合、悪く言えば塩試合です。1.5軍でもに能力の高いフランスがボールをキープし、デンマークが受けるのが基本路線。デンマークのプレスも厳しくないのでパスは回りますが、フランスのメンバーもリスクをとって走らないので怖い攻撃にはなっていません。サイドでそれなりに作っていい加減なクロスを送っても中で待っているのはジルーだけ。グリーズマンだけが効果的な動きでアクセントを加えようとしていますが、連動性はなし。何より僅かなシュートシーンで決めてやるんだという気概は一切感じられませんでした。それはフランスだけではなくデンマークも同じ、エリクセンでさえチャンスの場面では全く集中力のない顔でした。

デンマークの方は勝てるならいいけど、無理に一点とってフランスを怒らせたくない。負ければ敗退の可能性もあるので。フランスの方はあわよくば2位で通過したい。1位で通過すればブラジル、ドイツあたりと同じブロックに入ることが濃厚だから。なんて思惑が渦巻いて、ならお互い平和に試合を終えましょうや、そんな90分でした。実況解説の二人だけはこの試合への注意を削るわけにはいかないので「いつペースを上げてくるのでしょうか」「両者一位通過を狙っています」なんて声を大きくしていましたが、ずっと見てきた二人にもわかっていたはずです。

楽しみにしていたカードですが、大会のレギュレーション的にはこんな試合もあってしまうのか仕方ない。お金払ってスタジアムに行った人にも、夜更かしして見ていた人も可哀想ですが、これがプロの世界なんですよ。

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