[ICC2019] トッテナム・ホットスパー vs マンチェスター・ユナイテッド

インターナショナルチャンピオンズカップ2019

Tottenham Hotspur 1 – 2 Manchester United

Stadium:ホンコン・スタジアム

得点
21分:アンソニー・マルシャル(United)
65分:ルーカス・モウラ(spurs)
80分:アンヘル・ゴメス(United)

トッテナム・ホットスパー
FW ケイン(46’ソン)、パロット(46’ラメラ)
MF エンドンベレ(46’モウラ)、ウィンクス(46’スキップ)、アリ(62’ロールズ)、シソコ(62’エリクセン)
DF ジョルジュ(62’ホワイト)、フェルトンゲン(46’アルデルヴァイレルト)、タンガンガ(70’マーシュ)、ウォーカー=ピータース(46’フォイス)
GK ガッサニガ
sub:ホワイトマン、Bie、Lyons-Foster、ボーデン

マンチェスター・ユナイテッド
FW マルシャル
MF ジェームズ、ポグバ、マクトミネイ、ペレイラ、グリーンウッド
DF ヤング、ロホ、スモーリング、ワンビサカ
GK デヘア
※交代、控えは割愛(シーズン始まったらちゃんとやります)

この形で行くのかい・・・?

負け惜しみのようですが、プレシーズンなので勝敗は二の次です。見たいのは個人のパフォーマンスとチームの方向性。そういう意味では不安の残る試合でした。本当に4-3-1-2と心中するのかい・・・?

タンガンガやパロットを使いつつも、中盤の構成は割と開幕を意識しているようです。底にウィンクスを置いて左右にエンドンベレとシソコ、ダイアモンドの頂点にアリでした。特にこのスリーセンターはユヴェントス戦でも並べていた。来シーズンはこの形で行きたいのかもしれません。もちろんうまくいけば。

昨シーズン序盤はシソコの覚醒もあり、このフォーメーションがハマっていた。またポチェッティーノは新しい発明をしてきたなと思った。しかし終盤から急にうまくいかなくなり、内容が良くないと感じられる試合は大体これを採用している試合だと言えるほど。研究されてきたのかもしれない。

今日悪かった前半の問題点の一つとして、中盤の3枚と前線の3枚の距離が開きすぎていること。後ろの方ではプレスを受けても丁寧に繋いで進む努力をしているのに、中盤より前につけたいという段階になったら難しめな縦パスか浮き玉のミドルパスを送るしか無くなってしまう。攻撃時だけでなく守備時にも前の3人は積極的には戻ってこないので、もう何度も指摘している相手のサイドバックの上がりに対応できず、効果的な攻撃を許してしまっていた。

選手が中央に固まりすぎていて自らスペースを狭めているのと、サイド攻撃はサイドバックがいるだけで誰もサポートに行かないのであれでは意味がない。後ろのケアもインサイドハーフが追いつかないので勝負を仕掛けることも出来ず、結局下げるか密集地帯にボールを返すだけ。途中アリだけは引いて受けてみたりサイドに流れてみたりしていたが、状況を変えることはできず。このままでは厳しいよ。

後半は4-2-3-1で入り、俄然良くなった。途中から配置もぐちゃぐちゃになって4-3-1-2っぽくもなっていたけど、中央にこだわりすぎない動きを前線が出来ていたから後半はうちのペースだった。ソンとアルデルヴァイレルトとのホットラインで裏を狙ってユナイテッドに脅威を与えると、真ん中にもスペースが出来てそこをラメラが上手く使う。やっぱりラメラはトップ下で王様させてる時が一番いい。

ユナイテッドの若い選手に点を取られて結局は敗れたけど、前半はなかなか酷かった。別に4-3-1-2が悪ではないけれど、上手くいくような方程式を見つけてくれない不安ですよ本当に。

スポンサーリンク

気になった選手たち

パウロ・ガッサニーガ
失点の場面でゴールキーパーに非があることってそこまで多くなないけれど、今日の2つは止めても良かった。ロリスが体調不良で離脱したので、トップチームのキーパーはガッサニーガだけになってしまった。最初の失点はニアを抜かれたものだけど、少し空けすぎ。2点目は1点目のイメージが残っていたのかニアに寄りすぎて逆に流し込まれた。いないことでロリスのシュートストップはすごかったのかもしれないと思ってしまったよ。もちろんロリスなら止めていた簡単なシュートというわけではなかったけども。

ジェフェット・タンガンガ
やや長めに時間をもらい、悪くないパフォーマンスでした。先制点の時はマルシャルに付いていけなかったけれど、コースは切っていたし、出来ることはやった。何より足元が安定している。少なくともサンチェスよりは。タンガンガが信頼を勝ち取ればフォイスは本格的にサイドバックになるのだろうか。

トロイ・パロット
前半に一番良かったのはパロットかもしれない。チャンスになった場面はパロットが狭いスペースでボールを受けて強引に前を向いた時くらい。あとは残りのプレシーズンマッチで得点という結果を残せれば、シーズンにもチャンスが巡ってくるかもしれない。少なくともユヴェントス戦で少し見えたような緊張感からくる固さはもう無くなっている。

2019-2020シーズン 試合結果一覧

スポンサーリンク
スポンサーリンク
NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!