2022-2023 プレミアリーグ 第27節
Tottenham Hotspur 3 – 1 Nottingham Forest
Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:70勝26敗9分(勝率:66%)
得点
19分:ハリー・ケイン(Spurs)
35分:ハリー・ケイン(Spurs)
62分:ソン・フンミン(Spurs)
81分:ジョー・ウォーラル(Forest)
トッテナム・ホットスパー
FW ソン(84’モウラ)、ケイン、リシャルリソン(84’クルゼフスキ)
MF デイビス、ホイビュア、スキップ(93’サール)、ポロ
DF ラングレ、ダイアー、ロメロ
GK フォースター
sub:オースティン、サンチェス、タンガンガ、マンドル、ペリシッチ、ダンジュマ
ノッティンガム・フォレスト
FW ジョンソン(67’ウッズ(73’ウィリアムズ))
MF ホワイト、マンガラ(46’アイェウ)、シェルヴィ、フロイラー(67’イェーツ)、リンガード(46’デニス)
DF ロディ、フェリペ、ウォーラル、オーリエ
GK ナバス
sub:シェルヴィ、ニアカテ、コルバック、オリベイラ
勝利って良いものだね
リーグの黒星とFAカップ&チャンピオンズリーグの敗退で一気にムードは悪くなり、次の監督候補の報道まで連日出ている状況だ。まあどれも変なことは言っていない。目標だった何がしかのタイトルの可能性はほぼなくなり、コンテも契約に関する質問はお茶を濁し続けている。コンテが続けるにせよしないにせよ、シーズンはまだ終わっていない。CL権を獲得する4位以内は確実にものにしなければならない最低限の目標だ。まあ自信は日々なくなっているんだけど。
監督に対してなのか自分自身に対してなのか、メディアで不満を訴えてしまったリシャルリソンが先発に入った。「僕が入った試合は勝てているのに」それを証明するかのようなハイパフォーマンスでチームを引っ張ってくれた。オフサイドで取り消しにはなったものの、開始5分で豪快なシュートをぶち込んだ場面は痺れたね。決して華麗なスタイルではないし、先制点を産んだ突破も力技だったけど、球際の気合の入り方はピッチ上で際立っていた。今日については結果を残したと言える。願わくば点を取れたら良かったが、十分な活躍でしょう。あとはこれを継続できるかだね。
しかし今日のフォレストは相変わらず寄せ集めチームの雰囲気を拭えないでいるように見えた。ボールを持てばパスの出し先が見つからないし、守備でも順番にボールを追うだけで一体感はなかった。そりゃ大量補強の副作用はあるんだろうがシーズン後半にもうそんなことは言っていられないはずなのに。
スリートップにウイングバックが並ぶことで前線が5枚になるスパーズに対し、フォレストは横幅をフォーバックで守るので、常に逆サイドが空いている。スキップを中心に大きなサイドチェンジで守備陣を動かすことができていて、なかなか効果的だったと思う。むしろスパーズを相手に横のスライドの対策でできていないフォレストがおかしい。絶対コンテはスリーバックを採用するのだから。
引いているように見えてフォレストの守備はスカスカなので、今日はやりやすかったんじゃないかな。リシャルリソンに加え、ポロも初アシストを記録した。あの位置からのピンポイントクロスはエメルソンにはない武器だ。でもまだまだ軽率にボールを失うので、ここ一番という試合では起用しにくいかな。でも日々良くなってはいるから、右サイドは良い感じ。左はデイビスが入ってソンが生きてきた。常にワイドにいるペリシッチと違って、デイビスは内側にも走ってくれるのでソンが大外からプレーする機会が増えている。明らかにソンとペリシッチの相性が良くないので左はソンとデイビスを組ませるか、リシャルリソンとペリシッチを組ませるか、っていう風にしたい。してくれ。
3点リードで少しは余裕ができたかと思ったのに、サールもダンジュマも全然時間を貰えないことを見るに、今後週1ペースで試合が行われるに当たって選手は固定になるだろうね。今日の先発以外だと、ペリシッチとエメルソンとクルゼフスキだけがローテーションに組み込まれる。上手なマネジメントなんてものは期待できそうにない。
なんか周囲の結果によって、後ろも迫ってきているけど、意外と1つ上も見えてきている順位表になっている。全く手応えがないシーズンだから、僕らが一番不思議に思っているよ。