[2018W杯]グループG:1節 チュニジア vs イングランド

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2018W杯:グループG:1節 チュニジア vs イングランド

Tunisia 1 – 2 England

Stadium:ヴォルゴグラード・アリーナ

得点
11分:ハリー・ケイン(England)
35分:フェルジャニ・サシ(Tunisia)
91分:ハリー・ケイン(England)

チュニジア
アセン(16’ベンムスタファ)、ブロン、ベンユセフ、メリアー、マールル、サシ、スキリ、バドリ、ベンユセフ、ハズリ(85’ハリファ)、スリティ(74’ベンアモル)

イングランド
ピックフォード、ウォーカー、ストーンズ、マグワイア、トリッピアー、アリ(80’ロフタスチーク)、ヘンダーソン、リンガード(93’ダイアー)、ヤング、スターリング(68’ラッシュフォード)、ケイン

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よかったよイングランド

イングランドは3-5-2でワールドカップを戦うようです。トッテナムからはケイン、アリ、トリッピアーがスタメンです。昨年の終わりにトリッピアーがワールドカップでスタメンを張るなどと誰が予想できたでしょうか。しかもウォーカーと並んで出ているなんて。

スリーバックとアンカーのヘンダーソンを中心にボールを回す中で、前線は5トップ気味に横並びに高い位置をとります。その中から引いてくる選手と裏に抜ける選手が役割を分け、後方から入る縦パスが攻撃のスイッチを入れる。トッテナムで見るスリーバックとは戦術面で異なります。個人的にイングランドのこれはチェルシー式のスリーバックと呼んでいます。優勝した時の。

立ち上がりは最高の入りでした。選手間の距離感がよく、テンポよくパスが回る。裏に走ればパスが出てきてイングランドの圧勝も予感させる。その流れの中、世界が注目ハリー・ケインの先制ゴールが生まれました。

その後イングランドの流れを止めたのはチュニジアの組織的かつ理に叶った対応でした。4-4-2でスタートした時は中盤の構成で人数が足りていなかったため、アンカーのヘンダーソンが自由にパスを配給できていました。さらに起点となっていたイングランドのスリーバックにプレッシャーをかけようとフォーメーションを3-5-2に変更することで一気に良い流れが止まりました。僕はこういう戦術的なアプローチを見ていくのが好きで、このグループにいなければ応援しようと思える面白さがありました。

ケインの劇的ゴールで勝ち星こそあげましたが、イングランドとしては初戦で弱点が露呈してしまった。後ろへのプレッシャーが強まったタイミングでボランチを増やして負担を分散できればいいのに、それをこなせそうな駒が少ない。純粋なボランチはヘンダーソンとダイアーのみで、得点が欲しいタイミングでダイアーは選択しにくい。デルフも本職はボランチだけど、シティではシーズンを通じて左サイドバック起用でした。ピッチ上でもアリが下がって散らすなりすればいいのに、監督の指示もあったのか最後まで自分たちの形にこだわりました。

決して悲観すべきことばかりではなかったので、もう少し引き出しを増やせる工夫ができればなお良しです。試すなら次のパナマ戦。サウスゲイトの手腕に期待しましょう。

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