[2018W杯]グループH:1節 コロンビア vs 日本

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2018W杯:グループH:1節 コロンビア vs 日本

Columbia 1 – 2 Japan

Stadium:モルドヴィア・アリーナ

得点
 6分:香川真司(Japan)
39分:ファン・キンテーロ(Columbia)
73分:大迫勇也(Japan)

コロンビア
オスピナ、アリアス、サンチェス、ムリージョ、モヒカ、クアドラード(31’バリオス)、サンチェス、キンテーロ(59’ロドリゲス)、レルマ、イスキエルド(70’バッカ)、ファルカオ

日本
川島、酒井、吉田、昌子、長友、原口、柴崎(80’山口)、香川(70’本田)、長谷部、乾、大迫(85’岡崎)

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世界が驚いた日本の勝利

全てが日本に良い方向に向いた1日でした。コロンビアの誇るスター、ハメス・ロドリゲスが負傷によりベンチスタート。前半開始早々のPKにより先制点+退場者のサービス。さらに攻撃の要の一人であるファン・クアドラードを攻守のバランスを整えるためと早々に引っ込めるおまけ付き、交代枠も一つ減らしました。もういわばハンデ戦。一人少ない人数で戦うことは想像以上にしんどいのです。

じゃあこの幸運は偶然がもたらしたものなのか。それは違うと断言できます。
他の試合を見てもわかるようにどの試合も始まる前からどちらの方が強いのかという議論がなされます。この試合ももちろん同様で評価が高いのは圧倒的にコロンビア。そして下馬評の低いチームは堅守速攻というのが教科書に載る戦い方です。ブラジル大会以降の4年間、日本はハリルホジッチ前監督の元、徹底して縦に速いサッカーに取り組んできました。

監督が直前に変わったとはいえ、それを踏襲した戦略を取ってくるはず、コロンビアはそんな想定があったに違いありません。しかし実際は違いました。日本は立ち上がりから速いテンポで積極的にプレスをかけていくスタイルでコロンビアを撹乱しにかかります。これに驚いたコロンビアはボールが落ち着かず、その展開のスピードに慣れる前に問題のシーンを迎えます。裏を狙った大迫がなんと向かい合うダビンソン・サンチェスを吹き飛ばし、オスピナとの一対一を迎えます。ここで日本代表の永遠の課題である決定力不足が顔を出し、おかげでハンドから退場というキープレーが生まれました。ちなみにこの試合を通じて大迫はサンチェスに勝ち続けていました。来季ケインの控えに大迫を取りましょうかね。

しかしまあ問題点は山積み。一人少なく足も止まっていたコロンビア相手に決定的なチャンスはほとんど生み出せませんでした。クロスボール以外でペナルティエリアに侵入できたのは乾のドリブルくらいです。サイドで起点を作っても中央で待つのは大迫のみ。その大迫がチャンスメイクに流れた時は真ん中に誰もいないという場面もありました。

この試合では守りに入りたいので、守備力のある山口、体の強い本田、ディフェンシブフォワード岡崎で交代選手は正解ですが、点の欲しい時にもベンチに適当な選手が見当たりません。大島はいいパスを出せますが、柴崎と並べると致命的に守備力がなくなりますし、柴崎と代えるにはタイプが似すぎている気がします。本田に得点の匂いはしないし、岡崎は守備に走ってしまう。原口と乾を下げてまで宇佐美には期待できない。なら個人的には武藤ですが、いかんせん代表での実績がなさすぎます。

次はセネガル、最後はポーランド。勝ち点を取れればかなり突破の可能性は高くなる。散々文句を言ってきた上に見せてくれた奇跡に免じて日曜の夜中の試合をリアルタイムに応援するという懺悔をさせていただきます。奇跡をありがとう。

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