[2018W杯]決勝T:ラウンド16 コロンビア vs イングランド

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2018W杯:決勝T:ラウンド16 コロンビア vs イングランド

Columbia 1 – 1 England

Stadium:スパルタク・スタジアム

得点
57分:ハリー・ケイン(England)
93分:ジェリー・ミナ(Columbia)

コロンビア
オスピナ、アリアス(116’サパタ)、ミナ、 D・サンチェス、モヒカ、C・サンチェス(79’ウリベ)、バリオス、レルマ(61’バッカ)、キンテーロ(88’ムリエル)、クアドラード、ファルカオ

イングランド
ピックフォード、ウォーカー(113’ラッシュフォード)、ストーンズ、マグワイア、トリッピアー、アリ(81’ダイアー)、ヘンダーソン、リンガード、ヤング(102’ローズ)、スターリング(88’ヴァーディ)、ケイン

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ついに鬼門PK戦を制す

ラウンド16最後の戦いは、どちらが勝ってもスパーズの選手を敗退させる悲しい組み合わせとなりました。イングランドはグループリーグの1戦目のメンバーで戦います。ケイン、トリッピアーに加えアリが怪我から戻りました。コロンビアにはダビンソン・サンチェスが守備の要、ケインと話するシーンや選手同士ぶつかるシーンではサンチェスがトリッピアーをなだめたりしていました。いい光景。

コロンビアはハメス・ロドリゲスが負傷でベンチにも入れずスタンド観戦です。その影響でフォーメーションは4-3-2-1でファルカオの後方にキンテーロとクアドラードを置く形、ボールを持って素早い攻撃を仕掛けたいのに、後ろからの押し上げが少ないのであんまり厚みのある攻めはできていなかった。ハメスがいて前線に4人が揃うなら十分な攻撃力になるけれど、3人だけではやはり厳しかった。

ビルドアップを改善し、良くなっていたのはイングランド、スリーバックとヘンダーソンに頼りきりだったボール運びが不安で、ダブルボランチを試すべきだと思っていましたが、前線の選手を代わる代わるボランチの位置まで下げることで攻撃の起点とするやり方で克服しました。
目立ったのはケインとスターリングまでもが低い位置での組み立てに絡んでいく部分でそれはグループリーグからの明確な変化です。スターリングは体に大きさを言い訳にせず、ボールキープする強さがあるし、前を向ければキレのあるドリブルを仕掛けてアクセントになれる。ここまで無得点にもかかわらず、ヴァーディやラッシュフォードが先発で試されないのはゴールだけではない部分を買われているから。ケインの組み立て能力は僕たちは十分承知しているところですが、それでも久しぶりに見た気分です。クラブでも最後の方は運動量の落ちている試合が多かったから。視野も広くキックというキックがうまいので、パスを散らすのはとてもうまい。この二人のポストプレーがいい時間帯のイングランドの鍵でした。

しかしまあ流れが悪くなるとなかなかそれを引き戻す力がないのが今のイングランドの弱さであり、もろさ。交代選手にボールを落ち着けられるベテランが欲しいけど、そんな時に起用されるのはダイアーで相変わらず途中投入された時の不安定さは怖い怖い。試合に入るまでに時間がかかりすぎるので、ヒヤヒヤするよホントに。

PK戦に弱いというのがキャッチコピーだったイングランド代表のジンクスを若返った今年のチームは引き継ぐ予定はないそうです。ヘンダーソンは止められたけど、彼も含めて自信なさげに蹴った選手はいなかった。イングランドではPKに弱いという代表格の一人が現監督のサウスゲイトだそうで、そんなコンプレックスからか練習でも準備をさせてきたご様子。

さてこれで残るは8チーム。ダビンソン・サンチェスも脱落ということで、うちから12人参加しているうち、残るは9人。イングランド、ベルギー、フランスです。サンチェスの動きは良かったけど、日本戦に続きイングランドにもPKを献上したカルロス・サンチェスの方が日本人の印象には残ってしまったのかもしれませんね。

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