ソン・フンミン、骨折で開幕戦に間に合わない可能性も

ワールドカップのアジア最終予選、韓国vsカタールの一戦で右腕を骨折したソンが手術を受けることが発表されました。

復帰には最低でも4週間ほどかかるとみられており、最悪の場合、8月13日のプレミアリーグの開幕戦には間に合わない可能性があるようです。

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スパーズにとっても大きな痛手

怪我の名称は「橈骨近位部骨折」とのこと。読めませんねこれ。「とうこつきんいぶこっせつ」だそうです。
調べたところ、『肘の外傷により、前腕の骨である橈骨のうち、肘に近い部分に起きる骨折』
転倒した際の手の付き方や、肘から落ちた場合に起こるようです。
怪我したシーンは見てませんが、相手との競り合いの落下の際に着地に失敗してしまった模様です。
最低でも4週間という報道もありましたが、長くなれば8週間〜12週間に及ぶこともあるようです。
トッテナムの試合はおろか、8月末のワールドカップ予選にも影響を及ぼす可能性が危惧されています。

開幕戦は8月13日で、2節には早くもチェルシー戦が控えています。
シーズン終盤には4-2-3-1の左サイドハーフとして定位置を獲得していたソンなのでこれは痛い。
スパーズには3-4-2-1でサイドアタッカーを置かないスタイルもオプションとして持っていますし、チェルシーが昨年同様のフォーメーションでシーズンを始めるなら、ミラーゲームで臨む可能性は大いにあります。
その場合、ソンはベンチスタートになると思われますが、途中から出てきても厄介な選手ですし、状況次第でフォーメーションを変更するキーマンになります。
これで少なくともプレシーズンのチーム練習にはほぼ加われないことが決まってしまいました。
ポチェッティーノはハイライン・ハイプレスの戦術を一年間通して行えるよう、プレシーズンにはハードなトレーニングを課す監督です。
シーズン中は試合して、回復して、戦術確認して、また試合となりますので、疲労が残るような練習は行い難いため、体を作るこの時期に参加できないといつかその影響が出てしまうと思われます。

カタールの選手のパフォーマンスに苦言を

怪我をしたこの試合で得点を決めたカタールのFWが片手を服の中に入れてギブスを巻いているような姿勢で敬礼をするというゴールパフォーマンスを行い、物議を醸しました。
もしこれが何か別の意味を持つ行動ならばきちっと説明するべきですし、そうであっても相手チームのエースが負傷交代している中でするパフォーマンスではないでしょう。
非常に敬意を欠いています。

ニュースのコメント欄を見ていると、浦和戦の韓国チームの暴動(皆さんご存知と思いますが、知らない方はお調べください)に関連付けて、カタールを擁護するコメントや韓国に対する敵意あるコメントが目立ちますが、それとこれとは別問題だろうと言いたくなります。
浦和戦の時になんやかんやあったとしても、今回のカタールの一件とは無関係だし、それを韓国人相手だから仕方ないなんて言ってる人達は暴力振るった側と変わらないじゃないかと。
このへんにしときます。ちょっとニュース見ててイライラしたので書きたくなりました。

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代役は誰になるのか

話を戻しますが、ソンが仮に欠けるとなると誰が代役候補なのか。
開幕戦に間に合う可能性はありますが、一人欠けてチームが揺らぐようではCLとの並行は難しいので考えておきたいと思います。

現有戦力では厳しいか

アリ、エリクセンはスタメンとして、サイドハーフに置くなら誰なのか。
最近はシソコが右で起用されるケースも増えていましたが、まだまだプレーの質は高くありません。ユーロの時に見せていた圧倒的な縦への推進力を見せてくれるのなら、間違いなく第一候補ですが、その兆しは見えていません。そしてそもそも移籍の可能性が高まっているという現状もあります。

プレースタイル的にはエンクドゥかと思います。積極的な仕掛けでチャンスを作るタイプですが、こちらもプレミアリーグで活躍する水準の結果は残せていません。そして同じく移籍濃厚です。

能力的に問題なしと言えるのはラメラだと思いますが、半年以上離脱していて、まだ復帰の報は聞こえてきません。
仮に復帰したとして、しばらく練習もできていなかった選手に賭けてみるというのはいささかリスクが高すぎます。
フィットすれば十分計算が立つラメラですが、もう少し時間がかかるでしょう。

新戦力の獲得を早めに

となると、やはりこれから補強する戦力に期待を寄せてみたくなります。
とはいえ、僕がヨーロッパ中の選手に詳しいというわけではないので、具体的な話はできません。ごめんなさい。

これまでもレノン、ベイル、タウンゼントといった優秀なサイドアタッカーを有してきたスパーズなので、スカウトの目に期待というところで。
誰が来ても、プレミアに、スパーズに慣れるまでに少しかかるかもしれませんので、やはりソンの復帰を願いたいところですが、せっかくのオフシーズンなので、無理せず、しっかり治して戻ってきてくれればいいと思います。

 おわり

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