トッテナムでも2011年から2年間活躍した、スコット・パーカーが現役引退を表明しました。
在籍期間は意外と短かったようですが、すごく印象に残っている選手でした。
イングランドだけで6チームを渡り歩いた
1997年に当時のフットボールリーグ・ディビジョン1(当時2部)のチャールトン・アスレティックでデビューを果たすもスタメンに定着したのは2年後でした。
2004年の冬、ジョゼ・モウリーニョが就任し、勝ち点95という驚異的な数字でプレミアリーグ優勝を果たすことになるチェルシーへの移籍が決まり、この年、PFA年間最優秀若手選手賞を受賞しました。
しかし、マケレレやランパードの牙城は崩せず、加入からわずか1年半でクラブを去ることになりました。
2005年、ニューカッスル・ユナイテッドへ移籍します。
チームは不調の時でもパーカーのパフォーマンスは好調で、イングランド代表にも選出されています。
2007年にはウエストハム・ユナイテッドへ移籍し、ここでも中心選手として活躍すると、2008-2009シーズンと2009-2010シーズンの2年連続でクラブの最優秀選手に選ばれました。
しかし、2010-2011シーズンにウエストハムは最下位で降格してしまいました。
2011年8月31日に550万ポンドでトッテナムへの加入が決まりました。モドリッチと良いコンビを築いていましたが、これはまた後述
2013年にはフルハムへの移籍となり、2017年6月28日に現役引退を表明しました。
ひたむきに戦う姿はファンの心をつかんだ
トッテナムに在籍していたのはわずか2シーズンだったようです。正直、驚きました。
印象に残っているスパーズの中盤の選手をあげろと言われると必ず頭に浮かぶ選手だったので。
ボランチは守備的な選手と攻撃的な選手を組ませるのが一般的ですが、パーカーは守備的な選手です。
たしか同時期にいたのはモドリッチ、サンドロ、ハドルストーンだったかな?
パーカーは主にモドリッチと組むことになります。
175cmのパーカーと174cmのモドリッチの小さなダブルボランチですが、無尽蔵のスタミナで中盤を駆け回り、綺麗なタックルでボールを奪うパーカーと今も変わらぬ果敢なドリブルと、正確なアウトサイドパスで攻撃を司るモドリッチのコンビは好きだったスパーズファンも多いはずです。
パーカーは非常に真面目で堅い人物だという印象です。いい意味ですよもちろん。
気持ちの入ったプレーをいつも見せてくれるし、運動量も非常に豊富。一見地味なプレースタイルですが、こういう選手は欠かせませんし、目の肥えたイングランドサポーターに愛されるスタイルです。
髪は毎回ビシッと決まっているし、シャツも外に出したりはしない。プレーする時も背筋は伸びていて、荒いプレーは滅多にしません。
それでいて、かなりのボール奪取力でした。今でいうカンテのような守備ですかね。ちなみにシルエットはウィンクスとほぼ一緒です(笑)
コメント全部乗っけるのはしんどかったのでニュースを探していただければ良いと思いますので一言だけご紹介。
「僕をサポートしてくれたすべてのクラブのファンに感謝したい。個人的にはピッチ上のプレーを通じて、恩返しができたと思っている。」
チェルシーではうまくいかなかった時期もあったようですが、どのチームに入っても愛される選手であったことは間違い無いでしょう。
サッカー選手としてのキャリアは終えることになりますが、人生はまだまだ続きます。
スコット・パーカーの幸せを願います。ありがとう。そしてお疲れ様でした。
おわり