ついにシティへの移籍が決定
かねてから噂されていましたが、カイル・ウォーカーのマンチェスター・シティへの移籍が両クラブから正式に発表されました。されてしまいました。
『スカイスポーツ』の報道によると、移籍金は5000万ポンド(約73億円)です。
『BBC』では4500万ポンド(約66億円)+ボーナス500万ポンド(約7億円)と報じられました。
いずれにせよ、ダビド・ルイスがチェルシーからパリ・サンジェルマンへ移籍した時に並ぶ、DF史上最高額での移籍になりました。
また、イングランド人の移籍史上最高額も更新したようです。
イタリアではレオナルド・ボヌッチの移籍が話題になっています。
急に湧いてきた話でしたが、ユベントスからACミランへの移籍が決まったようです。
世界最高のセンターバックの一人と言われるボヌッチですが、こちらの移籍金は4000万ユーロ(約52億円)と言われています。
年齢はウォーカーの4つ上なのでその辺もあるでしょうが、やはりイングランド人、かつ国内の移籍はかなり高額になりますね。
そして会長のダニエル・レビィがまたしても上手くやったのでしょう。
シティの狙っていたダニエル・アウベスのパリ・サンジェルマン移籍もシティを焦らせた要因の一つですが。
これで補強も動き出すはず
唯一プレミアリーグのチームでなんの動きも見せていなかったスパーズですが、放出とはいえこれで第一号が決まりました。
しかも結構な金額が舞い込んできました。ウォーカー残留がもちろんベストでしたが、出すなら納得のいく金額でしょう。
いろいろ補強ポイントはありますが、まずはウォーカーの抜けた右サイドバックは補強必須になりました。
現状ではキーラン・トリッピアがファーストチョイスですが、まだ若いカイル・ウォーカー・ピータースをバックアップにおくのは怖いと思います。
ダイアーもできなくはないですが、トリッピアと争ってくれるようなレベルの新戦力は必要になるでしょう。
長いことありがとうウォーカー
2009年にトッテナムに加入したウォーカーですが、初めは他のクラブのレンタルされていました。
2011-2012シーズンの復帰すると、そこから5シーズンにわたって右サイドのレギュラーであり続けました。
スパーズでは通算229試合に出場し、4ゴールを記録しています。
いつでもフルスロットルで走り続け、時々サイドハーフのいなくなってしまう右サイドを、一人でカバーしていた頼もしい存在でした。
うちにはまだイングランド代表の右サイドバックはいますが、君の穴は簡単には埋まらないでしょう。
正直、ライバルチームとなるプレミアのチームに移籍されるのは嫌でしたし、シティブルーのユニフォームを着るウォーカーに違和感を感じ続けていくのは間違い無いです。
複雑な気持ちではありますが、これまでの貢献には感謝の言葉しかありません。
シティの躍進は応援しませんし、ウォーカーが活躍すれば毒づきますが、心の奥でウォーカーの幸せを願うとします。