トッテナムの誇るゴールマシン、ハリー・ケインがまたも大記録を樹立しました。
先日のストーク・シティ戦で決めたゴールにより、2017年の公式戦での得点が50の大台に乗りました。
これはイングランド人としては90年ぶりの大記録だそうです。
47試合50ゴール
恐ろしい記録です。1試合に1ゴール決めることがサッカーではどれだけ難しいことか。なんだか毎年のようにリオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドが試合数同等以上の得点力を見せているので、リーガファンにとっては大したことなく映るのでしょうか。
今回のこの記録の内訳ですが、クラブで43ゴール、イングランド代表で7ゴールだそうです。以前年間50ゴールを達成したのは1927年のディキシー・ディーンという選手、まるで知りませんでしたがこの人、イングランド史上最も得点を決めた選手として記録に残っているようで、12年間所属したエヴァートンでは433試合出場で383得点となっていてこれはトフィーズのクラブ歴代最多得点記録として今も破られていないもの。ケインはストーク戦のゴールでプレミアリーグ131試合で90得点となりました。2017年は残り4試合、50ゴールからどこまで記録を伸ばせるか。
まずは3年連続得点王を目指す
現在リーグでは16試合(出場は15)で12ゴールを記録しています。得点王になるにはおおよそ25点ほどが目安になる。ペース的には余裕で射程圏内だし、調子がいいとは言えない動きの中でも得点を奪うことができています。右足左足ヘディングのどれもが高いレベルにあり、ペナルティエリア内外どこからでもシュートを打っていける。「万能型」のフォワードという評価も、ケインといえばこれだという特徴が見えないことを揶揄するようで、長いこと実力を疑う声も聞こえていました。しかし今、これだけの数字を重ねたケインはそんな意見は払拭したと言えるのではないかと思います。「万能型」は変わらずも全てのパラメータの数値がトップレベルにあり、どこでも力を発揮出来るハイブリッドな選手に大きく進化を遂げました。来年はプレミアリーグ以外にもチャンピオンズリーグの決勝トーナメント、さらにロシアワールドカップもあり、より進化したケインのプレーを世界に知らしめることができると思うと嬉しい限りです。