プレミアリーグも残り試合が5、6試合と最終盤に差し掛かってきました。
優勝も降格もまだ確定していません。
そして得点王争いもラストスパートです。
ストーク戦のゴールがケインのものに
33節のストーク戦でのスパーズの勝ち越しゴール。エリクセンの鋭いフリーキックにケインが飛び込んだ形で生まれた得点で、一見すると誰も触れずにそのまま吸い込まれたようにも見えましたが、ケインがガッツポーズで自らのゴールとアピールしました。ハイライトで見ても判断も難しい場面で、試合後にエリクセンのゴールだったと判定されることになりました。しかし、ケインは「肩に当たっていたから自分のゴールだよ」と話し、エリクセンも「彼の言葉を信じるよ」とコメント。クラブからの申し立てもあり、正式にケインのゴールだったと認められました。
賛否両論意見が見られるこの一件ですが、個人的には何が問題になっているかわかりません。ケインは得点を奪うことが一番の仕事。それに得点王を争う立場であれば、数字にこだわって行くのは当然のメンタリティです。間違った判定を間違っていると指摘しただけのこと。ちゃんとスパーズを応援してきた人ならば、自身の記録だけにこだわって独善的なプレーをする人間でないことはわかっています。ハリー・ケインは本物のストライカーだった。ただそれだけのこと。
このゴールで今シーズンの得点数を25に伸ばしたケインはアラン・シアラー、ティエリ・アンリと並び、プレミアリーグで3シーズン連続の25得点を取った3人目の選手となりました。
サラーに追いつけるのか
得点王争いの上位は以下のようになっています。
順位 | 名前 | 得点数 | 試合数 |
---|---|---|---|
1位 | モハメド・サラー | 29 | 31 |
2位 | ハリー・ケイン | 25 | 31 |
3位 | セルヒオ・アグエロ | 21 | 25 |
トッテナムとシティは6試合を残していて、リヴァプールは5試合残しです。
サラーとアグエロには8得点も差があるので、実質サラーとケインの一騎打ちです。普通ならこれはサラーで決まりだという見方になると思うけど、昨シーズンに最後2試合で7ゴールで得点王を掻っ攫ったのがケインなので、希望を持てているわけです。
ここからの対戦相手を見ると
リヴァプール
・vsボーンマス(HOME)
・vsウェストブロム(AWAY)
・vsストーク(HOME)
・vsチェルシー(AWAY)
・vsブライトン(HOME)
トッテナム
・vsマンチェスター・シティ(HOME)
・vsブライトン(AWAY)
・vsワトフォード(HOME)
・vsウェストブロム(AWAY)
・vsニューカッスル(HOME)
・vsレスター(HOME)
両者ともトップ6との対戦は一度だけ。まあ大体同じような条件ですね。うちの方が後半に対戦するチームはその頃に順位が決まって安泰なのかもしれないと思うくらい。
サラーも安定して得点を積み重ねていますし、現在の29ゴールは昨年のケインのゴール数と同じ。サラーを超えるということは自分自身を超えることと同じ意味を持ちます。残り試合でそれを達成できるのか、まだまだプレミアリーグは終わっていない。