後7日になりましたチャンピオンズリーグ決勝
決勝の放送のDAZN独占配信が決まっていることについての所感です。
サッカーは有料放送が当たり前になってきた
去年までは決勝トーナメントに入ったあたりから、注目試合の何試合かが民放でも放送されていましたね。たしか1日遅れくらいだったと思うけど、全く見られないということはなかった。決勝だけはリアルタイムの放送でした。今年からDAZNが放映権を握り、民放での放送はどうなるのかと心配していたサッカーファンは多かったはず、残念でした。DAZN独占です。
今や世界的にもサッカーをテレビないしネットで見るには有料で契約する必要があるのは当たり前になってきました。Jリーグでさえ、先10年間はDAZNを経由しないと見られません。代表戦だけは民放でやっているけれど、それもどうなって行くかわかりません。実際、試合が平日の早朝にあり、採算が取れないと見込まれるコパ・アメリカはDAZNに持って行かれました。
別に宣伝したいわけじゃないんだけど、DAZNのサービスは凄すぎる。月に1000円から2000円くらい払えば、プレミア、リーガ、Jリーグは全部見られるし、興味があればその他たくさんのスポーツがいくらでも見られるようになっている。
Jリーグを放送するだけでもDAZNは年間200億円を払っている。世界一の放映権収入を得ているプレミアリーグは年間3000億円くらいのリーグとしての収入（これはDAZNだけじゃないけど）があったはずで、放送するためにかかっているコストは半端ではない。それが月2000円くらいで見放題なのだ。間違いなくこの辺のコンテンツの採算は取れていない。
有料について文句をいう意見を見かけることも多いけど、少なくともプレミアリーグなんかは莫大な放映権のおかげで自分の応援しているチームは強くなっているわけだし、リーグとしての競争力が高くて面白いわけだし、当然のことだろ、と思っている。これはビジネスなのだ。見ている人がお金を払っているから成り立っている。
いいサービスにはお金を払うものだと普段から考えているので、DAZNの独占放送には反対ではありません。むしろ月1万くらいまでなら払う所存だ。それくらい当たり前にプレミアの試合が見られているというのはありがたいことだと思う。
ただ、いざトッテナムが出ることになって、いつもはスパーズの試合なんて見ることのない層にこのチームをお披露目するチャンスだったのにな、とは少し思った。どこかのクラブのファンだという人が、他のクラブに乗り換える例なんてそうないけれど、まだニュートラルにサッカーを見ている人はふとした1試合から人生のクラブを決めることだってあるから。
でも民放での放送だったら、より知名度の高く日本ではファンの多いであろう、リヴァプール寄りの実況解説になっていそうだなとも思うので、純粋に試合を楽しむには有料でよかったかもしれない。
この1試合を見たいだけならDAZNは無料お試し期間もあるし、それを利用したらいいと思う。
これからのサッカーの未来を考えるなら、有料放送は仕方ないし、そうあるべきだと思っている。
どんなサービスにも奥の奥には働いている人がいて、お金がかかるんだよというのは理解して欲しい。
自分も学生の時はわからなかったけど、社会人になってからよりそういうことが身に染みるようになりましたよ。
みなさんはどう思われたのでしょうか。今日はこれで。
