今はおとなしくしてなさいって

週末になれば数万人の観客が、自分たちのプレーに酔いしれる。もちろん悪いプレーをすれば叩かれ、刻まれ、軽く炙られて酒の肴にされてしまうが、それすら世界でも有数のフットボーラである証

そんなスーパースターも例外なく、今の世は外出禁止、人との接触禁止だ。当たり前のように外に出ることは出来ず、いつもの栄光の週末もやってこない。だからストレスが溜まっているのかもしれない。だから注目を集めたくなってしまうのかもしれない。

そして炎上してしまうのかもしれない。

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そんなニュースいらんねん

日本では自粛自粛と騒がれてはいるものの、それはあくまでも個人や会社の意思任せ、まあネットには自粛狩りの暴論が並んでいるのを見かけはしますが、本人が見なければそれまで。ちなみに僕は月曜から一歩も外に出ていません。あ、ゴミ捨てにはいきました、すみません、石を投げないでください・・

それが海外では罰則付きで外出禁止令が出ているところが多くなってきた。イギリスも3月末から、食料の買い出し等の限られた条件以外の外出禁止令が出ている。同居していない人は家族でさえも会ってはいけない事になっている。

4月上旬にはモウリーニョ、エンドンベレ、サンチェス、セセニョンが公園かなんかでトレーニングしている場面を見つけられ、盛大に怒られていた。

まあいいでしょうそれは。みんな初めての外出規制だから加減がわからなかったんでしょう。で、また今週、今度はシソコとオーリエが。しかも自分で撮ってSNSに上げるという愚かぶり。バカにSNSを持たせるな。

そりゃ二人とも尋常じゃないくらい強靭な体を持っているよ。シソコなんて今のサッカー界で彼を吹き飛ばせる選手なんていないと思えるほど。2tトラックといい勝負だ。しかしそれはあくまでも外からの衝撃で、体内に入り込む的には通用しない。他の人に移すことはあるわけだし。

海外に同じようなことわざがあるのかは知らないけど、「バカは風邪をひかない」から、オーリエは・・・うん、大丈夫だろうが。

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と、冗談はさておき、ニュースになる理由があまりにもくだらない。なんでいい大人になってそんなこともわからないのか。こうやってサッカー選手の体調管理に問題があると思われれば、今検討されている無観客での再開だって危ぶまれてしまう。

こういう事件を起こしているのは何もスパーズの選手だけではないけれど、ちょっとみんな考えた方がいい。いや、わかるよそりゃ自宅でただトレーニングするだけの日々がきついということは。だからと言って、ルールをモラルを破っていいということにはならない。

今はみんながピリピリしていて、ストレスの矛先を探している。だからこそ有名人の外出なんて格好の的。良いことはあんまりニュースにならないのに、悪いことは必要以上に話題にされる。アルデルヴァイレルトが病院に数十台のタブレット端末を寄付した、なんて話はほんの少しだけしか取り上げられていなかったし。

ほんのちょっとかと思われていたリーグ戦の中断も、もはや見通しが立っていない。6月8日を目指すという記事もあったけど、どちらかといえば希望的な話であって、現実どうなるのかは誰にもわからない。

一刻も早く日常を取り戻すためにも、協力する時なんだよ。今は黙っておとなしくしておけ、オーリエもシソコも僕もあなたも。

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