2020年8月18日、トッテナム・ホットスパーはバーンリーを退団し、フリーとなっていたジョー・ハートの獲得を発表しました。
あら、こんなビッグネームが
獲得というよりは契約なんですけどね。
今のイングランド代表の正ゴールキーパーはエヴァートンのジョーダン・ピックフォードだと思うんだけど、過去10年くらいを振り返って代表のキーパーといえばハートのイメージの方が強い。まだ33歳でロリスと同じ年なのに、だいぶ落ち込んでしまったようだ。
お金の力で強くなっていくマンチェスター・シティが44年ぶりにリーグ優勝を果たした前年からシティでポジションを掴んだ。しばらくはハートの立場は揺らがないはずだったのに、2016年にグアルディオラが就任すると状況が一変。キーパーにも足元の技術を求める監督の好みに合わずにブラボにポジションを奪われてしまった。
レンタル先のトリノではポジションを掴むも買取はされず、続いてウェストハムにレンタルされるも正ゴールキーパーになれなかった。バーンリーに行ってもそれは同じで、いつの間にか過去の選手になってしまった。
正直どのくらいできるのかはさっぱりわからないですが、控えに置くのならこんな頼もしい選手はいない。プレミア優勝経験もあるし、いい風をもたらしてくれるんじゃないだろうか。
フォルムが来た時も、「お、元オランダ代表じゃん」と思って記憶がある。その時の感覚に似てる。今はアルゼンチン代表にもなったガッサニーガもいるから、なんかやたらとGKが豪華になってしまった。
実力の他にもホームグロウンの選手っていうのも獲得の理由としてはありそう。このルールよくわかってないんだけどどうやら足りていなかったらしい。あと、もしこれがガッサニーガ放出の布石だとしたら悲しいなとも思ってる。
このまま3人残ってくれれば、まずキーパー勢は盤石だ。補強にかける労力は空いて他のところに回せる。ハートのプレーを見る機会がどれだけあるかはわからないが、プレー以外のところでも、スパーズにもたらしてくれるものが多いことを願っています。