2022年7月19日、トッテナム・ホットスパーはミドルズブラからジェド・スペンスを獲得したことを発表いたしました。
これで補強は100点でしょう。
長く噂されていたスペンスの獲得が決まった。これで今夏の補強は6人目、控えのキーパー、左利きのセンターバック、攻撃的な両ウイングバック、守備強度の高いボランチ、先発級のアタッカー。おそらくコンテがリクエストしたであろう補強ポイントを全て埋めることができたはずだ。まだこの先も動きはあるかもしれないが、現時点で獲得については100点を付けられる出来だよ。
スパーズは昨シーズンのカップ戦でミドルズブラと戦って負けてるけど、スペンスはノッティンガムにレンタルで出ていたのでいませんでした。そのノッティンガムを昇格に導いた立役者の一人となり、ここで移籍になった。もちろんプレミアの舞台での実績はない。
チャンピオンシップで活躍した若手をとるというこの流れは、近年ではクラークやセセニョンがそれに当たる。クラークは何も残せず、セセニョンは加入3年目になってようやく戦力になってきたかな?と言うくらいだ。やはりプレミアの壁は厚い。コンテのインタビューをみても、クラブが主導した移籍のようだし、スペンスの獲得は将来への投資という側面があるという発言をしていたので、即戦力として考えられているかはわからない。ドハーティとエメルソン相手なら付け入る隙はあると思うけども。
ちなみにセセニョンとスペンスは同学年であり、ここから数年後にこの2人がかつてのウォーカー&ローズのようにイングランドを代表する両サイドになることに小さくない期待をしてしまう。ウイングバックのポジションを重要視し、またその育成にも定評があるコンテがいるだけに、大きな成長は見込めると思う。ペリシッチとかドハーティのようなベテランを押しのけないといけないよ。
これで目指していた補強はできたはずだ。ここからは別れの話題も出てくるだろう。今のところベルフワインとゴッリーニが去って、レンタルバック4人と新加入6人だから、単純計算で8人は何かしらでチームを離れることになる。去年はケインの替えがいなかったので1人多く残ってもいいし、交代枠が増えるらしいので酷使されるウイングバックは5人体制で行きましょうとかあるとしても最低でも6人は来年のスカッドにはいないはず。これから新しい加入がいればその分の放出もある。まだまだ移籍市場は楽しめそうだぜ。