2024年1月9日、トッテナム・ホットスパーはライプツィヒより、ティモ・ヴェルナーをレンタルで獲得したことを発表いたしました。
これはぴったりの補強では
今冬のスパーズの補強ポイントは2.5箇所あると思っている。まずはもちろんセンターバックでこれは2人取ってほしいくらいの最優先事項だ。前線の補強は次点となる。負傷と代表離脱が重なった上にヒルが計算できないせいで、ジョンソン、リシャルリソン、クルゼフスキの並び以外の選択肢がなくなっているからだ。本当はどのポジションよりも数はいたはずなのに。ちなみに0.5箇所目は中盤です。
センターバックの噂は12月のうちから聞こえていた。前線もポステコグルーと縁があって、今はサウジアラビアで燻っているらしいジョタの名前は出ていたが、いまいち本気度の感じられない報道ばかりだった。おそらく実際の動きはなくメディア側の予想の範疇だったのだろう。
そんな中で急に話題に上がり、あっという間に正式発表まで駆け抜けたのがティモ・ヴェルナー。プレーだけでなく決断もスピーディでよろしい。プレミアリーグにおけるネームバリューはもう十分すぎるほどある。2020年から2022年までチェルシーでプレーしていたから。え、2年間しかいなかったっけ?割と記憶に残っているけどな。
チェルシー時代のヴェルナーは出場機会こそそれなりにあったものの、決定力不足でたびたび批判されていた。のは知っているけど、個人的には敵にいると嫌な選手だという印象がある。ライプツィヒに戻っての1年半では昔の活躍を再現できたわけではなさそうで、だからこその買取オプション付きの契約であり、だからこそ本人も再起を目指して移籍を即決できたのだろう。
左ウイングとセンターフォワードを主戦場とするタイプの選手だ。その辺はソンやリシャルリソンと同じ。よく走る献身性とスピードが武器の選手というプロファイルはポステコグルーが好みそうなアタッカーだ。3月に28歳になるらしいが、1度プレミアで失敗して戻ってきた割にはまだ若いなと思った。
良い補強だと思う。プレミアでの経験もあり、チームに合いそうなスタイル。そして上手くハマらなければ半年後に返却するだけなのでリスクも小さめ。2月にはソンもソロモンも帰ってくるだろうから、直近の戦力になってくれれば最低限オーケーというハードルの低さも気楽に見られる。申し訳ないが、最近のヒルよりは期待できそうな選手が来てくれてよかったよ。